[ベトナム] ノヴァランド衛星都市エリア、リゾート物件への投資加速

ベトナムの不動産開発大手ノヴァランド・インベストメント・グループ（NVL）は、2020年末時点で4,894ヘクタールの土地を所有しており、うち1,394ヘクタールがホーチミンシティ中心部および衛星都市エリア、3,500ヘクタールがリゾートプロジェクトとなっています。


ノヴァランドは、ホーチミンシティおよび衛星都市エリアおよびリゾート観光物件の中価格帯～高価格帯のセグメントへの投資を継続するとしています。


同社の経営陣は、交通インフラが整備されることで、衛星都市やリゾートプロジェクトを実施するにあたっての後押しになると期待しています。


レポートによると、ノヴァランドの2020年の売上高は27.49兆ベトナムドン（約1,390億円）、税引き後利益は4.1兆ベトナムドン（約195億円）となっており、それぞれ前年比で447％、5％増となっています。


2021年第1四半期の売上高は4.5兆ベトナムドン（約214億円）で、前年同期比で158％増となりました。サイゴン・ロイヤル、ビクトリア・ビレッジ、アクアシティ、ノヴァヒルズ・ムイネー、ノヴァワールド・ファンティエットなどホーチミンシティ中心部のプロジェクトによるものです。

▼ノヴァランドプロジェクト例（出所：Novaland）

グループの同時期の純利益は7,010億ベトナムドン（約33億円）に達し、前年同期比で132％増となりました。


2021年、ノヴァランドは前年比40％増の10,000戸を売り上げることを目標としています。これらのプロジェクトは主に、ホーチミンシティの郊外エリアのプロジェクトとリゾート物件です。

（出所：Vietnam Plus）