[ベトナム] 2020年のEコマース収入18％増

ベトナムのEコマース収入が2020年118億USドルを記録、成長率は18％となりました。

ベトナム・Eコマース＆デジタル経済庁（Vietnam E-Commerce and Digital Economy Agency (IDEA)）が公表した、「2021年ベトナムEコマース白書」によると、Eコマース活動は過去5年で急激に活発化し、2016年の50億USドルから2019年には100億USドル超にまで成長しました。

昨年、今年とコロナウイルス流行の状況が複雑化する中、ベトナムでは、消費者も企業もオンラインへと移行し、オンライン購入に前向きな変化が起こっています。

グーグルの別のレポートでは、ベトナムのEコマースは2025年には290億USドル規模に達し、2020年と比較して34％増加するとも言われています。

IDEAは、ベトナムにおけるインターネットユーザーの割合、オンラインショッピングユーザー数や購入額が常に堅調な成長を見せてきたことを挙げています。

Eコマース白書の統計では、オンラインショッピングを利用する新規インターネットユーザーの割合が、2019年の77％から2020年には88％に増えています。

オンラインで購入された物品の一人当たりの価格も、2019年の229USドルから2020年は240USドルへと増加しました。

食料や家電といった必需品が、オンライン販売に占める割合を増やしています。データでは、53％のユーザーが食料をオンラインで購入、43％が靴、衣料品、化粧品を、33％が家電を購入しています。

特に2020年は、74％の人々がウェブサイトやEコマース・プラットフォームで買い物をしました。これは、Eコマース・チャネルで購入する人が52％だった2019年の数字から大幅に増加しています。

（出所：Vietnam Plus）

（画像：Image by Mediamodifier from Pixabay）