[フィリピン] メガワールド、ブラカン州に初のビジネス街設立に980億ペソ投入

2021/10/12


実業家アンドリュー・タン氏が率いるメガワールド社は、980億ペソ(約2,184億円)を投じて、マリラオとボカウエに広がる85ヘクタールの新しいエステートに「グローバル・ビジネス地区」を開発します。これは、ブラカン州初のビジネスとライフスタイルのメトロポリタンハブとなることが期待されています。





メガワールド28番目のタウンシップ開発となるこのエリアは「ノースウィン・グローバルシティ(Northwin Global City)」と呼ばれます。商業地区、高層レジデンシャルコンドミニアム、ホテル、ショッピングモール、複合用途の商業ビル、教育施設、および最先端のオフィスが入ることになっています。



ノースウィンには、完成が待ち望まれるマニラ - クラーク鉄道プロジェクトの駅もできることになっており、メトロマニラやその他の成長エリアとの接続性がアップされます。



さらに、タウンシップ全体の40%は景観を取り入れた公園など、緑あふれるオープンスペースに充てられます。



ノースウィンへの980億ペソの設備投資は、今後15年~20年にわたって行われていくことになっています。



メガワールドのチーフ戦略オフィサー、ケヴィン・タン氏は、最近行われたプレスリリースで、「真に現代的でグローバルなビジネス地区をブラカンに作るという我々のビジョンがついに実現されようとしています。これは、グローバルのビジネスマップにブラカン州を加えるような新しい都市を作るようなものです。ひとたび商業地区とオフィスタワーが完成すれば、大規模な多国籍企業がそこで事業を行うのが見て取れます。」と述べています。



このタウンシップは、メトロマニラの20キロほど北に位置し、北ルソン高速道路(NLEx)のマリラオ出口からアクセスできるようになっています。ブラカン州で計画されている新マニラ国際空港からは約20分、フィリピンアリーナからは約5分です。



メトロマニラまでの近さから、タン氏は、ノースウィンは「将来このタウンシップに入居する企業や住民にとって非常に有利」になるだろうと述べています。



「完成すれば、ノースウィン・グローバル・シティは、ブラカン、クラーク、そしてメトロマニラの3つの国際空港へのアクセスが便利になります」



ニノイ・アキノ国際空港、マカティCBD、ボニファシオ・グローバル・シティからは、スカイウェイ3からNLEx方面です。これら3つのビジネスハブからの所要時間は、通常の交通量で約1時間となっています。



(出所:Business Inquirer

(画像:Photo by AR on Unsplash  )