[フィリピン] メトロマニラのオフィス供給増加:タギッグが賃料では最高

2019年第1四半期のメトロマニラのオフィススペース供給と賃料を見ていきましょう。

[フィリピン] メトロマニラのオフィス供給増加:
タギッグが賃貸料では最高


メトロマニラのプライムおよびグレードAオフィススペースの供給が170,000平米ほど増加しました。コマーシャル不動産サービス会社Cushman&Wakefield Philippinesによると、2019年第一四半期の同供給量の半分以上はマカティシティであったとのことです。

2019年第1四半期の同社のオフィスマーケットビートレポートの中で、Cushman&Wakefieldは、1月から3月までにプライムおよびグレードAオフィススペースで168,156平米が完成、供給量は全体で716.2万平米となったと述べています。

この新規供給量のうち、52%がマカティシティ、27%がモンテンルパシティ、21%がケソンシティでした。

(出所:Wikipedia

新築ビルの一つには、マカティシティのアヤラアベニュー沿いのNEXタワーがあります。このタワーは、ノヴァ・グループによって開発された28階建ての建物で、床面積は典型的なフロアで1,400平米となっています。

716.2万平米の総供給量については、タギッグシティが最大の在庫を抱え、209.7万平米となっています。次がマカティシティの141.6万平米、パシグシティの111.1万平米、ケソンシティの107.4万平米と続きます。

モンテンルパシティの在庫は568,688平米、パサイシティは545,964平米、マンダルヨンシティが272,701平米、パラニャケシティが74,417平米となっています。

メトロマニラにおけるプライムおよびグレードAオフィススペースの提示価格は、2019年第1四半期で、月あたり871ペソ(1,820円)/平米から946ペソ(1,977円)/平米と8.6%増となりました。前期比では、2018年第4四半期の899ペソ(1,879円)/平米から5.2%増となりました。

同社のレポートでは、この増加について、毎年この時期に行われる値上げを反映したことが主に関係していると述べています。

タギッグシティのオフィススペースの賃料が月あたり平均1,201ペソ(2,510円)/平米と最高値を記録しました。マカティシティの賃料が月あたり1,195ペソ(2,498円)/平米、パラニャケシティが1,050ペソ(2,195円)/平米、パサイシティが941ペソ(1,967円)/平米、ケソンシティが854ペソ(1,785円)/平米、モンテンルパシティが804ペソ(1,680円)/平米と続いています。

マンダルヨンとパシグが最低賃料を記録、それぞれ786ペソ(1,643円)/平米と734ペソ(1,534円)/平米でした。

「年間賃料値上げは大体5%で、通常、空室となっているスペースにつき、第1四半期に適用されます。メトロマニラの市場において、パラニャケシティが25.4%増という最高値を記録しました。これは既存の建物における空室が限定的なことから提示価格が上昇したことによります。」と同社の代表者はBusiness World誌に対してEメールで回答しました。

空室率について、ケソンシティが最高の9.9%、続いてマンダルヨンシティ7.1%、タギッグシティ5.5%、マカティシティ1.9%となっています。ほかにも空室率が1%を切るシティが複数あり、メトロマニラ全体の空室率は4%となりました。

(出所:Business World

※日本円表記は、1ペソ=2.09円(2019年5月14日現在)で換算した参考値です。