2024/04/30
インドネシアのルフット・パンジャイタン海事・投資担当調整大臣は、アップルがインドネシアの新首都ヌサンタラでの人工知能(AI)開発への投資に関心を持っていることを明らかにしました。
パンジャイタン氏は、2024年4月18日の自身のインスタグラムへの投稿で、アップルはバリ島と中部ジャワのソロでのAIセンター開発にも興味を持っていると述べています。
インスタグラムの投稿では、4月17日(水)にジャカルタの大統領官邸で行われたジョコ・ウィドド(ジョコウィ)大統領とアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)との会談についても触れており、この会談にはパンジャイタン氏も同席しました。
同大臣は、クック氏がヌサンタラでの未来技術の応用に関心を持っていると述べました。
さらに、「この件に関して、ジョコウィ大統領は、新首都にスマートシティのエコシステムを構築するためのアップルの投資に必要なすべてのプロセスを調整する権限を私に与えています」とも述べています。
彼は、マクロ経済的な条件とよく制御されたインフレ率で安定した経済成長がアップルのインドネシアへの投資を引き寄せていると評価しています。
さらに大臣は、インドネシアの2030年まで成長し続ける人口ボーナスも強調しています。
「(アップルは)今ある川下産業も見ています。川下産業と原材料があることで、彼らはインドネシアが本当に良い国であることを知ったのです。」と述べました。
大臣は、政府はアップルからの投資を誘致するために、インドやタイのようなインセンティブを提供する用意があると述べています。インセンティブの一例として、アップル社製部品の輸入関税の緩和を挙げています。
彼は、タイやインドが国内規制を調整したように、インドネシアもそれに倣うべきだとの見解を示しています。
これまでアップルは、アップル・アプリケーション開発のためのデジタル人材育成プログラムであるアップル・デベロップメント・アカデミーに1兆ルピア(約96億円)以上を投資してきました。
このプログラムはすでにBSDシティ、スラバヤ、バタム、そして最近ではバリの4カ所で実施されていということです。
(画像:Image by Gerd Altmann from Pixabay)
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