海外REITのおすすめのやり方!どこで買う?投資信託やETFの違いも!

2018/06/21

海外REITの買い方

海外不動産投資には興味があるけれど、物件を購入するとなるとまとまった資金も必要です。一方で、海外REITは、比較的少額から投資をすることができ、気軽に始めることができる海外不動産投資の方法です。


日本人が日本から海外REITを買うには?

日本人が日本から海外REITを購入しようと思うと、次のような方法が考えられます。

1. 直接的に、海外REITを買う方法
2018年6月時点、日本から直接、海外の個別のREITを購入する方法はないようです。

2.   間接的に、海外のREITを買う方法

(a)  投資信託(REITファンド)を通じて買う

■投資信託とは?

証券取引所に上場している不動産投資信託を主な投資対象とする証券投資信託のことを一般に「不動産投信ファンド」と呼びます。上場不動産投資信託を英語でREIT(Real Estate Investment Trust:リート)と呼ぶことから、REIT(リート)ファンドと呼ばれることもあります。これは、証券会社や銀行などで販売されている投資信託を通じて海外の不動産(REIT)に投資をするという方法です。中でも、海外のリートに分散投資するタイプの不動産投信ファンドを一般にグローバル・リート・ファンドと呼びます。海外REIT型投資信託などとも呼ばれます。毎月分配型が多いのが特徴で、さまざまな種類があります。
(出所:投信資料館
 
■REITファンド、どこで買える?

証券会社や銀行などの金融機関で買うことができます。証券会社や銀行以外でも、生命保険会社、損害保険会社、信用金庫、信用組合、ゆうちょ銀行でも購入することができます。また、店頭だけでなく、ネットバンクやネット証券での販売もあります。また、登録された証券仲介業者(金融商品仲介業者)からも購入することが可能です。

取り扱っている投資信託は、販売会社によって異なります。また、同じ投資信託でも手数料(販売手数料)は販売会社によって違ってきます。

■REITファンドの例
 
(例)ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)

(例)ダイワ・グローバルREIT・オープン(毎月分配型)(愛称:世界の街並み)

 
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(b) ETFを通して買う

■ETFとは?

証券取引所に上場している投資信託のことで、Exchange Traded Fundの頭文字を取ってETFと呼ばれます。これらETFに投資をすることで海外REITに投資をするという方法です。これらをREIT-ETFと呼び、全国の証券会社を通じて、株式と同様に市場価格で売買することができます。
 
■投資信託とETF、どう違う?

通常の投資信託は運用会社が指定した金融機関(販売会社)でのみ取り扱いが行われていますが、ETFは取引所に上場しているため、証券会社を通じてリアルタイムに売買できることが大きな違いといえます。
また分配方針は、投資信託によって、現金で支払うものや分配金は支払わずに再投資に回すなど取り扱いが異なりますが、ETFの場合は、原則決算後に分配金が支払われます。そのため再投資を行うなら手動で購入する必要があります。さらに、投資信託は、手数料の高さがネックだと言われていますが、海外ETFは投資信託よりも手数料が安くなっています。
 
■なぜ海外ETFは投資信託より手数料(保有コスト)が安いの?

投資信託の費用は、「販売会社(証券会社)の販売手数料」と投資信託の運用会社への「運用報酬」、さらに「受託銀行の管理報酬」で構成されています。
ETFの場合は市場で取引される為、販売手数料が掛かりませんので、その分手数料が低くなります。ただし、売買手数料が掛かるため、少額での取引は逆に取引コストがかさみますので注意が必要です。
(出所:SBI証券

■海外REIT-ETFを扱うネット証券会社

マネックス証券
楽天証券
SBI証券

■海外REIT-ETFの例

(例)[IFGL]iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産 ETF
(例)SPDR ダウ ジョーンズ インターナショナル リアル エステートETF (RWX)

海外REITの買い方、いかがでしたでしょうか?不動産物件購入よりも少額から海外不動産に投資ができる海外REIT。手数料や取引コストを比較して、ご自分にあったみ買い方を見つけてみてくださいね。

※注:本記事に記載の投資信託およびETFは、例として記載したもので、特定の投資信託やETFをお勧めするためのものではありませんのでご了承ください。