[マレーシア] マレーシアの大学10校がQS世界大学ランキング2021年アジア版トップ110にランクイン

2020/11/27

[マレーシア] マレーシアの大学10校がQS世界大学ランキング2021年アジア版トップ110にランクイン


マレーシアの大学(公立7校、私立3校)が、QS世界大学ランキング2021年アジア版のベスト110にランクインしました。


2020年11月25日に発表された同レポートによると、マラヤ大学(UM)がマレーシア国内ではトップの地位を獲得して9位、マレーシアプトラ大学(28位)、マレーシア・サインズ大学(34位)、マレーシア国民大学(35位)となりました。


さらに、マレーシア工科大学(39位)、ペトロナス工科大学(70位)、テイラーズ大学(89位)、UCSI大学(105位)、ウタラ・マレーシア大学(107位)、マラ工科大学(108位)となっています。


高等教育省のノライニ・アフマッド大臣は、同日の声明の中で、「今回が史上初の快挙で、高等教育省の方針が適切な方向に向かっていることを示した」と述べています。


ノライニ大臣は、今回の結果は間接的にマレーシアをアジア地域の高等教育ハブとして位置づけたことになり、各教育機関が世界の高名な研究員との協力をさらに促進していくことを後押しすることが出来そうだとも語っています。


ノライニ大臣は、マラヤ大学がアジアのトップ10に食い込んだのは初めてのことだと説明しています。昨年は13位でした。


今回マラヤ大学は、上海交通大学も上回りました。上海交通大学は今年は10位でした。


上海交通大学は、世界大学学術ランキング、通称、上海交通大学ランキングと呼ばれる、世界の大学の研究力の高さを評価したランキングを発表しています。


今年のQSランキングには、マレーシアの35大学が掲載されました。昨年は29大学でした。


ノライニ大臣によると、今回順位を上げたのは24大学、順位変わらずが3大学、順位を下げたのが2大学でした。


さらに、QSのレポートで、マレーシアは今年のランキングの結果の良かった国の一つであるということです。


「マレーシアの教育システムが、アジアレベルの学者や雇用者から認められたということです。2020年は、マレーシア教育ブループリント2015~2025年(高等教育)の実施のちょうど半分にあたる年で、国内の高等教育機関の質や卓越性が短期間で改善したことを示しています。」とノライニ大臣は付け加えています。


今回のランキングのトップ3を飾ったのは、シンガポール国立大学(シンガポール)、清華大学(中国)、南洋工科大学(シンガポール)でした。日本のトップは東京大学で15位、京都大学が17位、東京工業大学が20位でした。


(出所:BernamaQS Top Universities
(トップ画像:Photo by Wan San Yip on Unsplash )