[フィリピン] ロックウェルとJDNリアルティ、パンパンガにモール建設

2023/11/01


フィリピンを代表する財閥ロペス・グループの傘下企業であるロックウェルランド社(Rockwell Land Corp.)とフアン・D・ネポムセノ・リアルティ社(Juan D. Nepomuceno (JDN) Realty)は、2023年10月12日、パンパンガ州のパワー・プラント・モール・アンヘレス(Power Plant Mall Angeles)の起工式を迎えました。



ロックウェル・アット・ネポ・センター内に位置するパワー・プラント・モール・アンヘレスは、2027年オープン予定で、マニラ首都圏以外では初のロックウェル・モールとなります。マカティ市にあるフラッグシップ・モールの人気商品を含む、国際的なブランドと国産商品の厳選されたミックスが特徴です。



このモールは、合計約200の賃貸可能な小売スペースで構成され、正味賃貸可能面積は32,000平方メートル超です。買い物客にとっても居住者にとっても理想的な買い物場所となるよう、多様な小売環境を提供します。



ロックウェル・アット・ネポ・センターは、4.5ヘクタールの敷地に「 ザ・マナンサラ」と「ザ・ベンキャブ」の2棟のレジデンシャル・タワーを擁し、住む人にシティライフの利便性を提供します。



このプロジェクトは、様々な分野でアンヘレス市の形成に多大な貢献をしてきたネポムセノ・グループとのパートナーシップによるものです。



これについて、総合不動産サービス会社コリアーズは、マニラ首都圏以外に統合型コミュニティの開発していくことで、デベロッパーが地方での小売店舗展開を拡大できる可能性が高いとコメントしています。首都圏以外でのマスタープランに基づくコミュニティを開発する中で、国内不動産会社は地方でのオフィスや住宅プロジェクトを地域モールで補完しようとしてきました。海外で働くフィリピン人労働者からの送金もあり、マニラ首都圏以外での景気拡大や購買力が上昇していることで、マニラ首都圏以外での実店舗を検討する国内外の小売業者が増えるだろうとコリアーズは見ています。またコリアーズは、デベロッパー各社に対して、マニラ首都圏以外の場所で、モールを併設する統合型コミュニティ・プロジェクトに適した場所を探していくべきだとも述べています。



(出所:MSNColliers

(画像:UnsplashのRussel Jhon Searesが撮影した写真)