2018/02/28
バンコク ポスト 2018年2月15日
タイ証券取引所上場企業のエイペックス デベロップメント (Apex Development Plc) は、タイ、クラビ県のロングビーチに敷地面積64ヘクタールに及ぶ投資家向けの居住ユニット付きホテルの開発計画を発表しました。
(クラブメッド クラビ リゾート&レジデンス イメージ画)
最高責任者のポンファン サンパワクープ ( Pongphan Sampawakoop) 氏は、「クラビはタイのアンダマン海で、最も可能性の高いリゾートです。」と語りました。クラビは、プーケット島に近く、年間800万人の旅客キャパシティを誇る国際空港があります。
「国際観光業は大変良好です。経済発展に伴い、多くの人々が旅行をするようになりました。また、美しい山々や島々の絶景、世界的にも有名なダイビングスポットなどの魅力からクラビの人気が高まってきています。」とポンファン氏は語りました。
昨年エイペックス デベロップメントは、ロングビーチに複数回にわたって64ヘクタールの土地を買収することに成功しました。その中には、海岸沿いが1キロにも及ぶビーチフロントエリアがあり、そこに4つのホテルチェーンによる居住ユニット付きホテルを投資家をターゲットに開発する予定です。
開発の第一段階は、クラブメッド クラビ リゾート&レジデンス(Club Med Krabi, Resort & Residences) で、敷地面積16ヘクタール、38億タイバーツ(約129億円) に相当します。先月、エイペックスはクラブメッドと運営について合意しました。300室のホテルと50棟のヴィラが販売される予定です。
2018年9月より販売開始予定で、ヴィラの広さは65平米〜、価格は1000万タイバーツ〜 (約3400万円〜)です。オーナーは購入した物件に年間30日間泊まることができるというレンタルプログラムが付いています。
「ホテルは孤立した場所に位置しており、クラブメッドのコンセプトに合います。また、プロジェクトの第二、三、四段階の運営をする他のホテルチェーンとも交渉中です。ホテルと住宅というコンセプトは他の3つのホテルでも同じです。」とポンファン氏は明かしました。
現在交渉中のホテルチェーンは、マリオット インターナショナル (Marriott International)、ハイアット (Hyatt)、インターコンチネンタル (InterContinental Hotels & Resorts)、アコーホテルズ (AccorHotels Group)などです。
第二〜四段階のプロジェクトは、それぞれ35億タイバーツ(約119億円) に相当します。
ポンファン氏によると開発は完成までに4年はかかる見込みで、第一段階は2021年の完成を目指しています。
昨年より延期された5億タイバーツ(約17億円)の資本増強と、2億5千万タイバーツ(約8億5千万円)のワラントが発行され、資金調達は確保されています。
「香港の投資家といくつかのプロジェクトについて合弁事業を設立することも検討中です。株式の売却による資金が今年の開発計画をより支えることになるでしょう。昨年はパトンビーチでホテルと小売店を開発する合弁事業の話はお断りしたんです。」とポンファン氏は語りました。
エイペックスには、プーケットにも2つのプロジェクトがあります。一つは、マイ カオ ビーチで敷地面積は2.24ヘクタール、もう一つは、現在も交渉中のナン ヤン ビーチで敷地面積は3.2ヘクタールです。
また、現在2つの建設中のプロジェクトがあり、その一つがシェラトン プーケット グランドベイリゾート&レジデンスです。プーケットのアオ ポに位置し、183室のホテルルームがあり、敷地面積は10.56ヘクタールです。このプロジェクトには、10億タイバーツ (約34億円)かかると予想されています。アオ ポには、総評価額22億タイバーツ(約75億円)の101戸の住宅ユニットもあり、昨年第四四半期ごろからの販売開始からすでに70%が売れているということです。
バンコク ポスト 2018年2月15日
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