2022/03/08
シンガポールのキャピタランド・インベストメント社グループの宿泊事業を行うアスコット社(The Ascott Ltd)は、コロナ禍の中、マレーシアでのプレゼンスを高める計画です。
アスコットのマレーシア国担当ジェネラル・マネジャー、モンディ・メチャ氏は、今年の第3四半期までに、クアラルンプールとペナンに3つの物件をオープンさせる予定があると話しています。
アスコットのホスピタリティと観光における世界的なプレゼンスを活用し、マレーシアでの拡大を進めていく考えです。
モンディ氏は、2022年3月3日に行われた、アスコット・ガーニー・ペナン(Ascott Gurney Penang)の正式オープニングで、「このポジティブな勢いを持ったまま2022年に突入し、アスコットが提供できるものをどんどんと導入していくことを喜ばしく思っている」と語っています。
「ザ・ガー二ー・リゾートホテル&レジデンシーズ(The Gurney Resort Hotel and Residences)」の後を継いだ37階建てのアスコット・ガー二ー・ペナンを所有するのはプレニチュード社(Plenitude Bhd)です。
アスコットが運営するこのアスコット・ガー二ー・ペナンは、ペナン島ジョージタウンのガー二―ドライブの通り沿いにあります。
スタジオ、1ベッドルーム、2ベッドルームと、リビング・ダイニングエリア、家具付きキッチン、ビルトインの洗濯乾燥機その他アメニティを備えたユニットが271戸あります。
出張者やレジャー旅行客はもちろん、法人の長期滞在ゲストにも対応しています。
一方で、マレーシア国営ベルナマ通信は、ペナンに去年11月にオープンした、スカイ・レジデンス・プライ(Sky Residence Prai)も、ビジネス、レジャー両方の旅行者から人気を得ていると報じています。
スカイ・レジデンス・プライは、総ユニット数168戸で、家具完備のスタジオタイプから2ベッドルームまでの部屋タイプがあります。
スカイ・レジデンス・プライの販売・マーケティングシニアマネジャー、リー・アイ・レン氏は、39平米~という広々とした部屋と、ブキット・メルタジャム(Bukit Mertajam)の工業エリアへのアクセスが便利なロケーション、そしてアメニティが物件の一番の売りだと話しています。
「広々とした客室は、家族向けの旅行には魅力的です。また、近隣の工場からの法人クライアントも沢山いただいており、長い契約では9か月のお客様もいらっしゃいます。11月のオープン当初は稼働率は20%でしたが、12月には60%にまで上昇しました。」とリー氏は話しています。
(出所:New Straits Times)
(画像:Photo by Kai on Unsplash )
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