[フィリピン] アヤラ、第2四半期の利益50億ペソ

2021/08/23

[フィリピン] アヤラ、第2四半期の利益50億ペソ


フィリピンのアヤラ社(Ayala Corp)は、2021年第2四半期の純利益は50億ペソ(約109億円)となり、昨年同期の12.8億ペソ(約28億円)から約4倍となりました。


第1四半期の54億ペソ(約118億円)と比較すると、第2四半期の利益は7%落ちました。


一方で、アヤラ社は、中核事業の純利益は、第1四半期から15%減の61億ペソ(約134億円)となりました。これは、銀行・エネルギー部門が不振だったこと、および傘下のACインダストリアル・テクノロジー・ホールディングスとACベンチャーズ・ホールディングスの損失によるものです。


アヤラ社は、これらが、アヤラランド社とグローブ・テレコム社の好調な業績を圧迫したと説明しています。


前半期では、アヤラ社の純利益は104億ペソ(約228億円)となり、国内で厳しいロックダウンが行われた前年同期の79.4億ペソ(約174億円)から31%上昇しました。


アヤラの社長兼CEO、フェルナンド・ゾベル・デ・アヤラ氏は、前半期の業績は、去年と比べてビジネス環境が改善していることを示している、と話しています。


アヤラの中核事業の純利益は、前半期、8%減の133億ペソ(約291億円)となった一方で、収益は24%増の1,220億ペソ(約2,670億円)となりました。


前半期の同グループの業績は、その多角的なビジネスの業績に支えられました。


アヤラランドの純利益は34%増の60億ペソ(約131億円)となり、売上は19%増の490億ペソ(約1,072億円)でした。


不動産開発収入は37%増の341億ペソ(約746億円)でした。建設活動の継続と予約増が貢献しました。レジデンシャル販売予約は、26%増の482億ペソ(約1,054億円)でした。同社は、国内需要が期間を通して堅調であったと説明しています。


一方で、商業リース収入は26%減の95億ペソ(約208億円)となりました。コミュニティ隔離措置がモール、ホテル、リゾートの営業に影響したからです。


銀行部門である、フィリピンアイランド銀行の前半期の純利益は、貸倒引当金の引き当て減によりやや増の118億ペソ(約258億円)でした。一方で、全体の収入は7%減の481億ペソ(約1,053億円)となりました。こちらは、金利収入、非金利収入ともに下がったことによるものです。


グローブ社の前半期の利益は130億ペソ(約284億円)でした。こちらは、営業外費用減、企業復興・税優遇法案(通称:CREATE法)施行によるプラス分が、減価償却費の増加分を完全に相殺する形となりました。売上は4%増の755億ペソ(約1,652億円)となりました。データ収入が、ホームブロードバンド需要増により増加したことによるものです。


ACエナジー社の純利益は、5%増の27億ペソ(約59億円)、収益は35%増の134億ペソ(約293億円)となりました。電力需要は、パンデミック前のレベルに戻ったとされており、また同社は再生可能エネルギーの能力を追加しました。


一方で、この力強い増益は一部、停電時のスポット電力購入増で相殺されました。期間中に経常外利益がなかったことも、利益の伸びを和らげた原因となりました。


マニラ・ウォーター社の利益は10%増の27億ペソ(約59億円)となりました。一方で、ACインダストリアル社は18億ペソ(約39億円)から5.92億ペソ(約13億円)へと損失幅を減らしました。


「様々な業種のビジネスを行うグループとして、引き続き投資を行うことで経済の再活性化を助け、国のパンデミック対応とワクチン接種プログラムの中での役割を果たしていきたい。」とゾベル氏は述べています。


(出所:Business World Online

(画像:Photo by Kelly Doroteo on Unsplash )