2023/01/12
フィリピンのデベロッパー、アヤラランド(ALI)は、このほど複数のグローバルESG(環境・社会・ガバナンス)評価会社から高得点を獲得したと発表しました。
同社は、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の水管理に関する評価でBランクを獲得、マニラウォーターと並んで、フィリピンの企業として最高ランクの評価獲得となりました。
同社の声明によると、同社は、気候変動に関するCDPスコアレポートでも、アジアの地域平均であるCを上回るA-を維持しました。
CDPは、企業の環境報告におけるゴールドスタンダードとされる環境開示システムを運営する世界的な非営利団体です。
また、アヤラランドは2017年以降、S&Pグローバルの「サステナビリティ・イヤーブック」にフィリピンのメンバーとして唯一掲載され続けています。
2022年、S&PグローバルはALIを96パーセンタイル内に位置づけ、2021年よりスコアを向上させました。これにより、アヤラランドIのサステナビリティ・パフォーマンスは、不動産業界の上位4%に位置し、フィリピン国内最高ランクとなりました。
また、アヤラランドは9年連続でダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスにも入っており、フィリピンからは唯一のメンバーです。
アヤラランドの社長兼CEOであるバーナード・ヴィンセント・O.ディ氏は、「すべての商業施設において、スコープ1と2の排出量のカーボンオフセットが進んでいることから、目標を達成できると確信しています」と声明を発表しました。
「2030年のCO2削減と2050年のネットゼロの目標を測定し達成できるよう、前年比の目標を明確にする予定です。この目標を達成するために、サプライヤーやお客様と協力し、私たちの取り組みがビジネス目標に沿うようにしていきます。」と付け加えました。
<参考>サプライチェーン排出量(出所:環境省)
・スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
・スコープ2 : 他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出
・スコープ3 : スコープ1、スコープ2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
アヤラランドは、「世界の家・投資フェア」の出展企業です。
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(画像:UnsplashのBrian Garrityが撮影した写真)
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