[インドネシア] バリ島、文化保護のために観光客に対して新税

2023/07/18


インドネシアのリゾート、バリ島は、2024年から文化保護のために「神々の島」に入島する観光客に対して15万ルピア(約1,390円)の税金を課すと発表しました。



年間数百万人の外国人観光客が訪れるバリ島は、経済を観光に依存しています。人気に乗じて財源を増やしつつ、南国の魅力を保護したい考えです。



この入島税は、外国およびインドネシアの他地域からバリ島に入島する外国人観光客に対して課され、支払いは電子納税方式です。外国人観光客に対して課税されるのは、1回のバリ島訪問につき1回のみだということです。国内のインドネシア人観光客は対象外です。



2022年バリ島を訪れた観光客は200万人以上でした。ルール違反者に対して厳格に対処する方針を打ち出していたコロナ禍から立ち直りつつあります。



この新税が観光客を遠ざけることにならないかという質問に対して、バリ州知事のイ・ワヤン・コステル氏は、観光客数が落ち込むとは見ていないと話しています。



コステル氏は、「問題ではありません。(税金を)環境、文化、そしてインフラの改善のために使うので、バリ旅行がより快適で安全なものになるはずです。」とレポーターたちに話したと、シンガポールのオンラインニュースStraits Timesは報じています。



インドネシア国民の9割近くはイスラム教徒ですが、そのなかにあってバリ島ではヒンドゥー教徒が9割を占めています。バリでは、今年に入って、島のヒンドゥー文化を軽視するような外国人観光客の問題行動が相次ぎ、取り締まりに乗り出しています。6月には、島の入国管理局からの要請を受け、地方政府はバリ島を訪れる観光客に対してガイドラインを発行しています。



(出所:Straits Times

(画像:UnsplashのHarry Kessellが撮影した写真)