2018/10/22
[インドネシア] ジャカルタ首都圏交通管理庁、バスの代わりにトラム導入計画
運輸省首都圏交通管理庁(BPTJ)は、将来公共交通機関を利用する乗客が増加することを見越して、トランスジャカルタのバスをトラムに変更する計画です。
BPTJのバンバン・プリハルトノ長官は、トランスジャカルタのバスは数十人の乗客しか一度に輸送できないのに対し、7両編成のトラムであれば、700人の乗客が輸送できると述べました。
トラムの開発は、2019年~2029年ジャカルタ首都圏公共交通機関ブループリントの中ですでに規程されていると言います。
この開発は、首都の渋滞の緩和に成功したとされる、奇数・偶数の車両ナンバーによる交通規制*の実施のフォローアップとして実行されることになります。
しかし、BPTJと市政がトラムの開発を行うのは、電子道路課金システム(ERP)の導入の後になる、と長官は述べています。
バンバン長官によると、トラム開発は、G2B(政府や自治体と企業の間で取り交わされる商取引)のスキームによって実行されるとのことです。
「プロジェクト全体の費用がわかっていない。というのも、まだプロジェクトの見直しをする必要もあるし、そのあとにパイロットプロジェクトの準備をする必要があるからだ。」バンバン長官は、tempo.co社にはこう語ったとされています。
バンバン長官は、トラムが将来MRTやライト・ラピッド・トランジットの運行の助けになれば、とも付け加えました。
(出所:Straits Times)
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