[ベトナム] コロナ後のグレードAオフィス好調の見込み

2022/07/04


テナント企業が新しいハイブリッド型の働き方のあり方の評価を始めるにあたって、2022年以降のグレードAオフィスは勢いを増してきそうです。



生産性を高めるようなオフィススペースはすべての従業員が望むものです。しかし、コロナと共に過ごした過去2年、従業員の要求は高まってきています。創造性を高め、協力を促すだけでなく、業務の合間にほっと一息つけるような場所です。



変わりゆく企業のニーズや働く人々のし好に合うようなプレミアムオフィススペースの需要の高まりを受けて、不動産デベロッパー各社は、ハイブリッド型の働き方に合うような高品質で最先端のオフィスビルの建設に力を入れています。



不動産サービス会社サヴィルズ(Savills)のレポートで、オフィスそのものも重要だが、その形状、設計、さらにオフィス内部の要素がどのように配置されているかが、従業員にとって魅力を決める主要なポイントとなっていると述べられています。追加的な職務スペース、協力を促すようなスペースやバーチャル通信といった要素も考慮され、それぞれに適切なスペースが割り当てられる必要があります。



テナント企業の中には、柔軟なスペース、成長に合わせたスペースといったオプションを探り始めており、家主は「プラグ・アンド・プレイ(plug and play)」と呼ばれる即入居可能なスペースを提供することを検討し始めています。



このような背景から、質の高いサービスを備えた、現代的な施設を提供できる、グレードA物件の勢いが増してきています。働き方の「ニューノーマル」として、雇用主も被雇用者も、よりバランスの取れた、持続可能かつすぐれた価値のあるオフィススペースを探しているのです。




ハイエンドオフィス市場


グレードAオフィスビルは、最高級の品質です。UKを拠点とするピュア・プロパティ・ファイナンス社は、この類のオフィス仕様を、ハイスペックな仕様を備えた新規の物件または全面改装をした物件で、アクセス良好、プロによる管理のあるものと定義しています。



ハノイでは、グレードAオフィスの賃料が今後も安定的に推移すると予想されており、キャピタル・プレイスのツインタワーが、市内のグレードAオフィス市場におけるプレゼンスを高めそうです。



キャピタル・プレイスは、37階建ての2つのタワーから構成されるグレードAオフィスビルで、Covid-19パンデミックの混乱のさなか、2020年の第3四半期にオープンしました。建物の総床面積は約100,000平米で、高級感あふれるグリーンなオフィスとリテールスペースが入ります。中には最先端の機能やアメニティが盛り込まれています。最も注目すべきは、柱のない作りと、防音床、吸音天井に32基の高速エレベータです。



ノイバイ国際空港から30分、ハノイの旧市街や西湖から10分というロケーションで、市内メトロのキムマー-ニョン駅と直接接続しているハノイでも最初の商業プロジェクトのひとつです。



オープンからほぼ2年、キャピタル・プレイスには、マイクロソフト(コンピュータ)、スタンダード・チャータード銀行、HSBC銀行、ショッピー(Shopee、通販ポータル)、ポルシェ(自動車)といった有名企業が入っています。



ハノイオフィスのダイレクター、グエン・レ・ドゥン氏は、「Covid-19がもたらした前代未聞の変化により、建物やオフィスの品質に未だかつてない注目が集まっています。天窓、オフィス内の新鮮な空気、緑あふれるエリアなど、すべてがよりよい職場体験に繋がります。Covid19パンデミックにより、これらの要素は設計上なくてはならないものとなりました。単なるオフィスオフィススペースを求めるという点だけでなく、ウェルビーイングや持続可能性関連の基準、そして多様な働き方を考慮するという点においても、テナント企業の要求が高まってきています。」と述べています。



グリーンな特徴


ハノイでグレードAオフィスを開発するデベロッパーは、デザインや運営の中心に「サスティナビリティ」を置くことがいかに重要かを理解しています。Lotus、BREEM、LEEDといったグリーン認証に適合するために開発、建設が進められているプロジェクトが多くあります。



「持続可能なオフィスビルへ入居する企業の需要が最も回復力があるでしょう。グリーン、持続可能性、そしてエンドユーザーのウェルネスに重きを置いて建設されたビルが、入居企業にとって最も付加価値の高いオプションとなると強く信じています。」とビバ・ランド(Viva Land)のエディー・リムCEOはコメントしています。



「サスティナビリティが、ハノイだけでなく、グローバルな規模で、入居企業にとっての重要なテーマになるのは驚くべきことではありません。みんなにとって非常に重要だからです。しかし、サスティナビリティがオフィス入居企業の一過性のトレンドではなく、ますます重要な要素となっているのは明らかです。したがって、オフィスビルの未来はグリーンにあるのです。」とリムCEOは述べています。



キャピタル・プレイスは、ハノイのグリーンビルの時代の幕開けとなることが期待されています。建物は、グリーンビルの国際的な基準認証であるLEEDゴールド取得を予定している、ハノイでも先駆けの建物の一つです。緑あふれるスペースには花々が咲き誇り、グリーンで持続可能な職場環境を提供します。



オフィスフロアの内部では、床から天井までのガラス壁から、自然光が差し込むだけでなく、市内のパノラマ眺望が見渡せます。低放射で、防音・耐熱・反紫外線の2層構造となった低放射ガラスが使用され、電力消費量の削減にもつながります。キャピタル・プレイスは、他の建物と比較して、屋内での水の使用料は20%、屋外は50%削減できると言われています。



理想的なフロアプランに素晴らしい眺望と自然光を受けるキャピタル・プレイスは、建物の構造に邪魔されることなく、各企業が独自の職務スペースを想像することができるようになっています。



キャピタル・プレイスは、現代的かつ高級感のあるグレードAオフィスプロジェクトで、国際的な標準に従って、100,000平米近くのオフィスおよびリテールスペースを提供します。







(出所:VNexpress
(画像:Image by Bá Thắng Nguyễn from Pixabay)