2020/07/23
[フィリピン] 「ビルド・ビルド・ビルド」インフラプログラムは景気回復に必須
政府は、新型コロナウィルス流行により景気の後退局面にある経済を立て直すため、壮大な「ビルド・ビルド・ビルド」インフラプログラムの実行を約束しています。
大統領府のハリー・ロケ報道官は、「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムはフィリピン経済のコロナからの回復に重要な役割を果たすと話しています。
これは、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が2020年7月7日、感染者の急増の可能性があるため、コロナ危機の中、フィリピン経済を完全に再開することはできないとコメントした後のことです。
カルロス・ドミンゲス財務相も、「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムのもとインフラプロジェクトを再開することが、国内経済の再起動するには「ベストな方法だ」と述べています。
マーク・ビリヤール公共事業道路相は、内閣のインフラ担当部門を代表して、現在のインフラプロジェクトの進捗についてレポートしました。
レポートの中で、ビリヤール大臣は、「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムは、国の経済の回復を活発化につながると述べています。
ビリヤール大臣はまた、インフラプログラムが、フィリピン人の雇用維持、または求職中の人々にとっては雇用の機会にもなるだろうとも話しています。
パンデミックにかかわらず、北ルソン高速道路(NLEX)ハーバーリンク、NLEX-SLEX接続道路、カヴィテ - ラグーナ高速道路、メトロマニラ・スカイウェイ第3期、R-1橋プロジェクト、ターラック - パンガシナン - ラウニオン高速道路プロジェクト、スービック・フリーポート高速道路プロジェクトはすでに工事が再開しています。
ロケ報道官は、すべてのインフラプロジェクトが再開されるものの、優先順位の見直しが行われることを繰り返して述べました。
ロケ報道官はまた、経済の再開について政府は非常に慎重になるべきであるとのドゥテルテ大統領の最近のスタンスについても強調しました。
一方で、ロケ報道官は、政府がCovid-19の感染者数を下げることができれば、完全な経済の再開もありうるとも述べています。
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