2022/04/26
フィリピン・セブのホテルおよびリゾートは、新型コロナウイルス大流行から2年経ち、完全回復に向けて楽観的な見方が広がっています。
セブ・ホテル・リゾート・レストラン協会(HRRACI)は、稼働率が上昇してきていると伝えています。
HRRACIのプレジデントでありセブ・バイホテル(bai Hotel)の総支配人でもあるアルフレッド・レイェス氏は、平均して、メトロセブのホテル、リゾート、その他類似の施設では、稼働率が30~40%で推移していると話しています。
HRRACIには、およそ100社の会員がおり、セブでも最大級の事業グループのひとつです。
HRRACIは、ホテルの稼働率レベルが上がっていることについて、国内旅行者が増えていること、国内線が全土で増加していることを理由として挙げています。
レイェス氏によると、セブに到着する国内線はほぼ満席で、国内線の便数も増加しているということです。
国内旅行客に加えて、HRRACIは、政府が2月より外国人観光客の受け入れとレジャー活動の完全再開を決定したことにより、外国人観光客が戻ってくることにも楽観的な見方をしています。
レイェス氏は、「主に、セブを訪れる人は出張者です。今のところ、レジャー目的の人はあまりいません。この4月1日からは、全市場に対して開かれますので、海外市場も取り込みたいと考えています。」と述べています。
2022年2月、フィリピンは、ワクチン接種が完了していることを条件として、外国人観光客が隔離なしで入国することを認めました。
ワクチン接種を終えていない、またはワクチン接種をしていない渡航者は、10日間の強制隔離に加え、外出許可が出るまでに何度かスワブテストを行わなくてはなりません。
国内で2番目に発着の多いマクタン・セブ国際空港の最近の統計では、2月28日時点で、合計354,420人の渡航者が利用したということです。
このうち、34,362人は外国人、残りは国内旅行者でした。
2月単月で、セブに到着した外国人渡航者は21,415人でした。1月の12,947人から65%増加しました。
(出所:Cebu Daily News)
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