[フィリピン] セブのオフィス市場、2022年回復に向けて

2022/03/07


総合不動産サービス会社、コリアーズ・フィリピンは、フィリピン・セブのオフィス市場が、Covid-19パンデミックと昨年の台風「オデット」と2つの困難の中、着々と回復に向けた準備をしていると述べています。



コリアーズによると、2021年第3四半期末までで、セブの正味オフィス成約面積は3四半期連続でプラスとなり、テナント企業の間で、景況感が改善していることを反映しています。



空室率は22%と高く、今後の供給増によりさらに上昇が見込まれるものの、コリアーズは、セブの豊富な新築オフィスビルとフィリピン経済特区庁(PEZA)認可スペースは、情報技術・ビジネスプロセス・マネジメント(IT-BPM)をはじめとする各種企業をセブ州への誘致につながるだろうと予測しています。



メトロマニラの外では国内最大のアウトソーシングハブとして、セブは、人材、インフラ、事業運営コストの点で競争力が高いので、引き続きビジネスに好まれるロケーションとなるでしょう。」



コリアーズが最近発表したレポートによると、セブ内の少なくとも23の施設に、41,000平米超のフレキシブルワークスペースが建設されたことに加え、事業継続のための場所の需要がますます高まる中で、IT-BPM企業およびフレキシブルワークスペース事業者は、セブでのさらなる拡大に意気込みを見せているようです。



昨年末にビサヤ諸島とミンダナオ地域を襲った台風もまた、「プラグ・アンド・プレイ」と呼ばれる内装工事済みで即入居可のスペースの需要を高めています。



台風オデットの被害の後、複数の「プラグ・アンド・プレイ」オフィス施設はすぐに埋まってしまいました。企業各社が、競って、事業の継続を優先したからです。



コリアーズは、複数のIT-BPM企業が、かなり短期間で、あるいは従業員が住むエリアで電気が復旧するまで、こういった施設を契約するケースが見られたと述べています。



コリアーズは、フレキシブルワークスペース事業者に対して、市場の内装工事済みのスペースへの関心の高さ評価し、企業の変化するニーズを捉えるような、すぐ仕事が始められる施設を構えるよう提言しています。




(出所:Sunstar