[タイ] センタラが日本でのホテルプロジェクトに乗り出す

2019/10/11

[タイ] センタラが日本でのホテルプロジェクトに乗り出す


タイを代表するホテルオペレータであるセンタラ・ホテルズ&リゾーツは、日本の大成建設関電不動産開発と合弁でセンタラブランドを日本へ進出させる計画です。

センタラ、大成建設、関電不動産開発は、2019年10月3日、センタラ・グランド・ホテル大阪の投資契約に署名したことを発表しました。このホテルは、センタラの日本初となる物件で、大阪・難波の一等地にそびえる34階建てのビルに515室が入る高級ホテルとなります。難波といえば、大阪だけでなく、関西地方のレジャー・観光の中心です。オープンは2023年央を計画しています。

今回の3社の投資パートナーシップにより、センタラは世界で最も人気の観光地の一つに参入することになります。

大阪は人口約270万人、東京、横浜に次ぐ、日本3番目の都市であり、主要な玄関口の一つである。加えて、海外からの渡航客の多さでは、東京に次いで2番目。日本の文化の中心と考えられている。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど市内の主要な観光地はもちろん、京都、神戸、奈良などに近いことから、2025年の万博が開催されれば、大阪が観光都市としてより栄えることは間違いありません。


「センタラブランドで日本に参入することは、会社としての長期戦略目標のひとつでした。このような大きなマイルストーンを迎え、ポートフォリオに14番目の国を加えることができました。」と、センタラのCEOであるティラユット・チラティワット氏は語っています。「建設と不動産開発において代表的な地位を築いてきた大成建設や関電不動産開発と協業する素晴らしい機会でもあります。センタラの日本でのデビューを楽しみにしています。」

大成建設の金井克行専務執行役員は、「このプロジェクトは、大阪の重要な繁華街であり、国際交流の場であるなんばにあります。関西国際空港とも直結していることから、日本と世界とをつなぐ玄関口のひとつとなっています。タイの観光とホスピタリティを代表するセンタラが、高級ホテルの開発にもってこいなロケーションである難波でのこのプロジェクトに乗り出したことは、日本にとっても、大成建設にとっても重要なマイルストーンです。」と語っています。

関電不動産開発の磯田宗孝取締役常務執行役員は、「大阪を本拠地とする不動産開発大手として、タイでも重要なセンタラ・ホテルズ&リゾーツ、長期にわたる実績を持つ大成建設とともに、センタラ・グランド・ホテル大阪の開発プロジェクトに共同出資するという重要な役割を担うことができることを光栄に思います。本プロジェクトを成功に導くためにいかなる努力も惜しまないことをお約束します。ぜひ大阪にお越しください。」と語りました。

プレスリリースによると、この新しく建設されるホテルは、なんばパークスを見下ろす34階建てのビルに入る予定で、市内を360°見渡すことができるといいます。上層フロアには、ミーティングやイベントにカスタマイズ可能なスペースとラウンジがあり、ルーフトップレストラン・スカイバーが全方位を見渡すパノラマビューが楽しめるといいます。

ホテル内には、受賞実績のあるスパ・センバリー、マシン完備のフィットネスセンター、様々なレストランやバンケット施設が入ります。広々としたロビーが、タイの要素も取り入れた日本風のスタイルと雰囲気で、宿泊客を迎えます。

ホテルのロケーションは最高で、地元客・観光客ともに人気の、大阪を代表するエンタメ、ショッピング、文化の場所が至近です。建築的にも素晴らしく独特のモールであるなんばパークスはすぐそこです。なんばパークスには、屋上に、崖や池、小川や滝のある巨大な庭園があり、観光客には必見となっています。なんばエリアは、ミナミとしても知られ、数えきれないほどのレストラン、バー、ショッピングスポット、電気製品街に、大阪でも最も名高い神社の一つ、大阪天満宮があります。

センタラは、日本初となるこの物件を、拡大戦略の足掛かりとして見ており、2022年までに管理物件数を倍にする方針です。

(出所:The Nation ThailandCentara Hotels & Resorts