中国のインフラ会社チャイナメトログループ（CHINA METRO GROUP）は、カンボジアの都市圏を中心としたインフラ開発計画の調査のために、同国に代表団を送りました。この訪問は、2月にフン・セン首相が中国を公式訪問した際、プノンペンとシェムリアップの2か所に高速ライトレールプロジェクトの実現可能性の調査を要請したことを受けてのものです。

上級大臣兼公共事業・運輸大臣であるスン・チャントール氏は、2023年3月17日に行われた代表団との会談で、同省が企業や開発パートナーに投資を促している、カンボジアの交通インフラ整備に関連する多くの研究プロジェクトを紹介しました。

これらのプロジェクトに含まれるのは、プノンペン新空港からの鉄道接続プロジェクト、シェムリアップ新空港からの鉄道接続プロジェクト、自動列車運転システム（AGT）、地下鉄システム（SUBWAY）、モノレール鉄道開発プロジェクトなどです。

これを受けて、チャイナメトログループは、カンボジアのインフラ整備への投資に関心を示したということです。これらのインフラ整備により、交通渋滞の緩和や都市の交通サービスコストの削減が期待されます。

カンボジアでは、交通インフラの整備が進み、外国人投資家にとって魅力的な国になってきています。チャイナメトログループのような中国企業が強い関心を示しており、カンボジアは今後数年間、交通分野で大きな成長を遂げることが期待されています。

（出所：Construction＆Property）

（画像：UnsplashのChristian Holzingerが撮影した写真）