[フィリピン] セブのリゾートシティでコンド市場が回復の兆し

2021/08/23

[フィリピン] セブのリゾートシティでコンド市場が回復の兆し



国際空港を持つセブ・マクタン島では、コロナウイルス大流行にも関わらず、コンドミニアムユニットの需要が高まってきているようです。

 

「昨年のロックダウンはビジネスに大きな影響を与えましたが、驚くべきことにコンドミニアムユニットの販売は、厳しい時期であることを考えてもかなり伸びました。」と、セブを拠点とする建築業者、プライマリー・ホームズ社の販売・マーケティング担当バイスプレジデント、ラメロ・エスピーナ氏は述べています。

 

お手頃な価格のコンドミニアムユニットの需要が、国内デベロッパーの販売を支えている、と言います。

 

コロナウイルス大流行によってもたらされた困難や不確定性にもかかわらず、エスピーナ氏によると、同社のリゾートコンドプロジェクトである「ロイヤル・オーシャンクレスト・マクタン」の成約は伸びており、このような不動産タイプへの需要が力強くあることを示していると言います。

 

20億ペソ(約44億円)をかけるロイヤル・オーシャンクレスト・マクタンは、予想以上に好調で、パンデミックの中60%がすでに売約済みだということです。

 

何十億ペソという巨額投資により新しい開発が進むラプラプ市は、セブへの移住、投資には最高のチョイスだとエスピーナ氏は述べています。

 


不動産ハブとしてのポテンシャル

 

現代的な国際空港に加えて、完成間近のセブ-コルドバ接続高速道路(CCLEX)、輸出ゾーン、一流のリゾートやホテル、輸出志向の製造企業や、市内に拠点を構えようとするビジネス・プロセス・アウトソーシング企業に支えられ、マクタンは今後、魅力的なセブの不動産ハブとしての成長可能性を秘めています。

 

総合不動産サービス会社、コリアーズ・インターナショナル・フィリピンのジョーイ・ボンドック氏は、CCLEXやメトロセブ高速道路など、セブのレジデンシャルコンドミニアム需要を掻き立てるような、極めて重要なインフラプロジェクトが進んでいる、と述べています。

 

「このような公共インフラプロジェクトに引かれて、より多くのデベロッパーや投資家が、そのような主要プロジェクト付近の土地取得を進めることになるでしょう。」

 

国がコロナウイルスがもたらした様々な課題に対処する中、ボンドック氏は、セブの投資家、エンドユーザーともに、インテグレーテッド・コミュニティと呼ばれる総合開発への関心が依然として高くなりそうだと言います。

 

エスピーナ氏は、今、不動産を買い求める人のほとんどが、すぐに入居できるような、手頃な住まいを探している社会人になりたてや若い家族、もしくはお金の有効な使い道を探しているような人だと言います。

 

社会人や、市内でビジネスを始めたり、不動産投資にぴったりのロケーションを探したりする人たちを含め、このような人々は一般的に不動産を購入するのは初めてなことがほとんどです。

 


繰延需要

 

2025年末までに、コリアーズは、メトロセブのコンドミニアム在庫が、2020年末の在庫レベルから48%増の73,900戸に達すると予想しています。また、メトロセブのレジデンシャルユニット完成戸数が今年にも次第に回復してくるだろうと考えています。

 

セブのプレセール市場では、デベロッパー各社が2021年以降の繰延需要に備えるに中、やや回復が見られそうです。

 

ボンドック氏は、「インテグレーテッド・コミュニティ内のレジデンシャルユニットの需要は、コロナウイルスにかかわらず続くでしょう。したがって、デベロッパー各社は、タウンシップ開発の実現可能性にをさらに探っていくのが良いでしょう。デベロッパー各社は、一戸建てプロジェクトために郊外エリアを検討したり、セブは政府の巨大インフラ計画のメインとなっていますので、新しいインフラを最大限活用したりすると良いでしょう。」と話しています。

 


(出所:Philippines News Agency

(画像:Photo by Brian Kairuz on Unsplash)