2023/01/12
2022年10月、ショー・ブルバード駅とオルティガス駅が起工され、マニラ首都圏地下鉄プロジェクトの第一期工事が始まりました。
「世紀のプロジェクト」と呼ばれるマニラ首都圏地下鉄プロジェクトは、開通後は首都圏の交通渋滞を解消し、より速く都市間を移動できるようになることが期待されています。
全長33kmの路線に17の駅が設置され、ケソン市からニノイアキノ国際空港(NAIA)までの所要時間は1時間10分から35分に短縮されると見られています。
不動産価値の向上
都市間移動の利便性に加えて、不動産コンサルタント会社のColliers Philippinesは、フィリピン初の地下鉄道システムとなるこのプロジェクトが、隣接地域の土地や不動産の価値を高めるとも見ています。
「主要なビジネス拠点へのアクセスも向上し、首都圏の郊外エリアやサービスが行き届いていない周辺地域の魅力が高まり、タウンシップ開発に適しています。」と、コリアーズ・フィリピンは述べています。
コリアーズ・フィリピンはまた、「このプロジェクトは、地下鉄の駅に近い場所の土地や不動産の価値を高めると見ています。」ともコメントしています。
このため、地下鉄の駅に近い住宅地を探すのが、フィリピンに投資をしようとしている人にとって賢明な選択だろうと、同社は述べています。
地下鉄に近いDMCIホームズ社のコンドミニアム
DMCIホームズの場合、地下鉄開通の恩恵を直接受けることになるのは、ケソン市のザ・クレストモント、ザ・エリンハイツ、ザ・オリアナ、ザ・オラベラ、パシグ市のプリズマ・レジデンス、アレグラ・ガーデン・プレイスなどです。
ケソン市のプロジェクトは、それぞれ地下鉄のケソン通り駅、タンダン・ソラ駅、アノナス駅予定地に近接していることが大きな特徴です。
一方、パシグ大通りのプロジェクトは、オルティガス駅、ショー駅、カラヤンアベニュー駅、ボニファシオ・グローバルシティ駅、ロートン駅といった地下鉄の予定駅に囲まれています。
トランジット指向の開発
また、DMCIホームズは、メトロマニラ地下鉄プロジェクトに連動する鉄道網の駅周辺にプロジェクトを展開しています。
パシグ市サントラン通りのサトリ・レジデンス、マカティ市チノ・ロセス通りのフォルティス・レジデンス、マンダルーヨン市バランガイ・マウウェイのセージ・レジデンスなどがその一例です。サトリ・レジデンスは、ライト・レイル・トランジット2号線 (LRT-2) のサントラン駅から徒歩圏内、フォルティス・レジデンスはメトロ・レイル・トランジット3号線 (MRT-3) のマガリャネス駅など近隣の交通ターミナルに近接しています。
また、新しくオープンしたセージレジデンスは、MRT-3のボニ駅とショー駅に近接した立地にあります。
DMCIホームズは、フィリピン初のクアドラプルAの不動産デベロッパーで、メガ・マニラ、バギオ、ボラカイ、ダバオシティに高品質のリゾート風コミュニティを建設していることで知られています。1999年の設立以来、60棟以上の物件を保有しています。
DMCIは、「世界の家・投資フェア」の出展企業です。
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(出所:DMCI Homes)
(画像:UnsplashのGuilherme Cunhaが撮影した写真)
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