インターナショナル不動産&投資カンファレンス In Osakaレポート②

インターナショナル不動産&投資カンファレンス in Osakaレポート②をお届けします。

インターナショナル不動産&投資カンファレンス2018 in Osaka 
レポート②

建築+不動産ファンドを学び、コンサルティングファームと投資銀行でキャリアを積んだ、株式会社クラウドリアルティ代表取締役の鬼頭武嗣氏によるセミナーです。


株式会社クラウドリアルティ代表取締役 鬼頭武嗣氏

東京大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。

2007年、ボストン・コンサルティング・グループに入社し、住宅メーカーの本社部門の組織再編及び営業力強化、部品メーカーのサプライチェーンマネージメント、食品メーカの本社組織設計、制御機器メーカーの事業ポートフォリオ監査、情報通信企業の新規事業立案などに携わる。2010年、メリルリンチ日本証券に入社、投資銀行部門にて不動産業を中心とした事業会社及びJ-REITのIPO・公募増資の主幹事業務、不動産の開発証券化に関するアドバイザリー業務など多数の案件を執行。

2014年、株式会社クラウドリアルティ設立、代表取締役就任。


「日本の不動産証券化とクラウドファンディング市場の動向について」

まずは、クラウドファンディングの国内事例として、京都の案件を紹介。地元政治家、地元まちづくり関係者、町内会・近隣住民、出資者が参加する、内覧会&コミュニティ・ミートアップの様子を写真をおりまぜてご紹介され、それぞれのステークホルダーの参加意義をご説明いただきました。また、海外事例としては、エストニアの不動産担保ローンファンドの案件とエストニアに投資するメリットのご紹介をいただきました。

資本需要者と出資者との間のパラダイムが、中央集権機関による客観的な評価・判断から、当事者による主観的な合意にシフトしている点についても指摘。J-REITの課題としては、高い運用コスト、限られた資金調達機会、資本市場の動向との相関性を挙げ、既存の資本市場の中央集権機関による評価の限界に達しているとの見方を示されました。



ここで、
・資本需要者:多様な価値観を持つ全ての人が自由に全世界から資本調達を実行できる世界の実現
・出資者:同じ価値観を持つ人々の経済活動に自由に出資・参画できる機会の提供

というビジョンの下、「多様なエコシステムによって構成される分散型の新たな資本市場の創設」をミッションとして掲げたクラウドリアルティが誕生した背景について語られました。

不動産証券化とエクイティクラウドファンディングを組み合わせたクラウドリアルティのスキーム、また、J-REIT投資との主な違いである (1)物件単位で投資、(2)多様な投資テーマ、(3)出資者によるハンズオン支援、およびソーシャルレンディングとの主な違いについてもご説明いただきました。