[ベトナム] ホーチミンメトロ2号線、コンサルタントが契約終了

2022/04/20


ホーチミンシティのメトロ2号線のコンサルタントは、値上げ交渉が決裂し、契約更新ができなかったために手を引きました。



ドイツの会社3社と、スイスとベトナムの合弁会社1社によるコンソーシアムは、独立コンサルタント(IC)契約を終了したと発表しました。ホーチミン市鉄道管理局(MAUR)が、契約更新のための付属種類に合意できなかったためだということです。



MAURは、市向けのレポートの中で、2号線の新しいコンサルタントの入札を募るための準備をしていると述べています。メトロ2号線は、1区のベンタイン~12区のタムルオンの間の11キロの区間です。




今回契約を打ち切ったコンソーシアムは、エンジニアリング、設計、監督サービスを提供していました。報酬4,400万ユーロ(約60億円)は、ドイツの政府系開発銀行KfWから提供された、払い戻しなしの助成金から出ていました。



工事が始まったのは2012年1月ですが、最初のIC契約に含まれていなかったサービスパッケージの料金について議論となり、2018年に停止しました。




MAURはそれ以降、IC契約を再開させることができていませんでした。



MAURによると、昨年、コンソーシアムは2012年に当初合意した額のほぼ29%、つまり1,260万ユーロ(約17億円)の値上げを要求したということです。両者は交渉を重ねましたが、合意に至ることができませんでした。



2021年3月、市は、工事をスケジュール通りに進められるようにIC契約を更新することができなかったとして、MAURを激しく非難したと言います。



2号線が承認されたのは2010年。当初は13億ドル(約1,670億円)の予定でしたが、上昇する材料費と建設コストにより、2019年には21億ドル(約2,690億円)にまで膨れ上がりました。



アジア開発銀行(ADB)と欧州投資銀行(EIB)も同プロジェクトに資金を提供しており、その額は37兆ドン、残りは政府が出資しています。



今回の2号線は、市内で計画されている8路線のひとつです。8路線合わせて全長220キロメートル、コストは250億ドル近くになります。



1号線の完成は間近です。




(出所:VNexpress