2023/07/13
ベトナム国家銀行(SBV)は、バクザン省、トラヴィン省、タイニン省における15件の公営住宅プロジェクトと、ビンディン省、フート省、バリア・ブンタウ省における9件のプロジェクトを含む、6省における50億ドルの融資パッケージに対する24件の公営住宅プロジェクトの申請を受理したことを明かしました。
SBVのグエン・ティ・ホンSBV総裁は、「地方政府は建設許可証を発行しており、信用機関も建設プロジェクトに融資する準備を整えている。ベトナム投資開発銀行(BIDV)やアグリバンク(Agribank)を含むいくつかの銀行は、この信用供与の下で融資を開始している。」と述べています。
SBVによると、不動産事業者向け与信は今年1月から5月期に14%増加し、市場改善策が効果を発揮し始めたことを示しています。しかし、同期間、不動産購入者に対する与信は1.32%減少しました。
「現在、個人投資家や住宅購入者はまだ投資する準備ができていないため、融資はまだ限られているが、法的な障害をなくし、住宅価格や不動産価格を調整することも、不動産セクターへの需要と投資を増加させる方法である。」とホン総裁は説明しています。
また、ホン総裁は、融資へのアクセス緩和が極めて重要であると強調しています。SBVは信用機関に対し、融資利用可能性を高めるための手続きを評価するよう指示しているということです。加えて、事業者は、首相の要請により、近々、金融緩和の発表を考えているようです。
ホン総裁は、最近の相次ぐ金利引き下げを受け、金利は大流行前の水準に戻ったと述べるとともに、SBVは現在、金利引き下げを行っている世界でも数少ない中央銀行のひとつであると指摘しました。
▶ベトナム主要金利の推移(出所:Trading Economics)
総裁によると、SBVはマクロ経済の動向と政府の指示を注意深く追っているということです。2023年6月末現在、経済全体の融資残高は年初から4.03%、前年比では9.08%増加しています。
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(出所:Vietnam Investment Review)
(画像:UnsplashのLong Búnが撮影した写真)
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