[ベトナム] ダナン、経済特区プロジェクト３件の投資家募る

ベトナム・ダナンの人民委員会は、経済特区プロジェクト３件、総投資額14兆ベトナムドン（約672億円）の投資計画について、首相の承認を待っています。

これらの経済特区は、ダナン市が2020年～2025年で完成させたい主要プロジェクトのうちの３つです。

・ホアニン経済特区（400ヘクタール、6.08兆ドン（約292億円））

・ホアニョン経済特区（360ヘクタール、5.65兆ドン（約271億円））

・ホアカム経済特区（120ヘクタール、2.23兆ドン（約107億円））

ダナン市は、これら３つの経済特区の建設を2023年までに終えたい考えです。土地の障害物撤去費用は、総投資額の平均して50％ほどを占めます。

2020年末、ダナン市は投資家に入札書類を提出するように呼びかけました。当時は、８つの投資家がプロジェクトへの参加に関心を寄せました。１社が国外、７社が国内企業です。しかし、いずれの企業も、入札に参加する能力や経験の基準を満たしませんでした。

ダナン人民委員会の副会長、ホー・キー・ミン氏は、これらの企業について、国内外の大規模経済特区を開発する能力も経験も持ち合わせているが、通達No.16/2016/TT-BKHDTに規定された基準を満たすことができていない、と述べています。

その後、ダナン市は新しい基準を発行しましたが、それを満たせる投資家はありませんでした。ダナン市の計画・投資部は、計画・投資庁と協議して、現実に沿うように基準を調整しなくてはならなくなりました。

現時点では、ダナン市には６つの経済特区があります。その広さは1,000ヘクタール、稼働率は85％となっています。市内の工業・ハイテク団地は499のプロジェクトを誘致、うち368件は国内投資（投資額ほぼ26.7兆ドン（約1,282兆円））、131件は外国投資（17.4億ドル（約1,919億円））となっています。

今年1月～5月で、ダナン市は11件の投資プロジェクトを工業・ハイテク団地に誘致することに成功しました。3件は外国投資プロジェクト（1.45億ドル（約160億円））、8件は国内投資プロジェクト（820万ドル（約9億円））となっています。

（出所：Vietnam Investment Review）

（画像：Michael Gaida from Pixabay ）