2023/02/15
Edgar "Injap" Sia II 氏と Tony Tan Caktiong 氏が経営するフィリピンの上場不動産開発会社 ダブルドラゴン社(DoubleDragon Corp)は、北日本における初の海外ホテル101プロジェクトとして、北海道の新千歳空港旅客ターミナルビルの建設に関わった建設会社を起用しました。
ダブルドラゴンは2023年2月10日、北海道ニセコに建設予定のホテル101について、日本の建設会社である岩田地崎株式会社と契約を締結したと発表しました。
岩田地崎株式会社は、新千歳空港旅客ターミナルビルの建設を行った共同企業体に参画していました。
調印式には、現在日本を公式訪問中のフェルディナンド・マルコスJr.大統領が立ち会ったということです。
ホテル101ニセコは客室数518室で、プレセールを通じて投資家やエンドユーザーに販売される予定です。
ダブルドラゴンは先に、このホテル101プロジェクトは、総額1億3,730万ドルを生み出す見込みであると、述べていました。
同社は、このプロジェクトを足がかりに、世界中でさらにHotel101プロジェクトを展開する予定です。
また、同社の海外子会社であるHotel101 Global Pte.は、海外展開のための海外法人新規株式公開(IPO)ビークルとしての役割を果たす予定です。
Sia氏は以前、フィリピンのオンラインニュース「Inquirer」の取材に対し、同社は2025年までにシンガポールでIPOを行い、ホテル事業を上場させる計画であると語っていました。
評価額は推定で10億ドルに達する可能性があるとされています。
同社の長期目標は、「世界で最も大きなホテルブランドのトップ10」に入ることです。
2023年までに、営業中または完成予定のホテル客室数を世界で7,331室にする計画です。
同社は、これを2035年までに200,000室まで引き上げようとしています。
2022年12月、同社はHotel101 Globalが海外進出を支援するため、ベンチャーキャピタル投資家から最大1億2500万ドルを調達すると発表しています。
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(出所:Business Inquirer)
(画像:UnsplashのFrederick Wallaceが撮影した写真)
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