[フィリピン] フィリンベストメント・ランド、通商産業省とオフィスリース契約締結

2024/04/25


フィリピンのデベロッパー フィリンベスト・ランド社(Filinvestment Land Inc./FLI)は、同社のオフィス事業部門であるフィリンベスト・サイバーパーク社(Filinvest Cyberparks Inc.)を通じて、マカティ市に所有する14階建てのグレードA、総賃貸可能面積10,668.40平方メートルのオフィスビル「フィリンベスト・ブエンディア・ビル」1棟をリースするための契約を通商産業省(DTI)と締結しました。同ビルの引き渡しは2024年5月に予定されています。



FLI社長兼最高経営責任者(CEO)のトリスタン・ラスマリアス氏は、「フィリンベスト・ランドは、組織が繁栄できるような一流の施設とサービスを提供することを約束します」と述べました。



「このパートナーシップを通じて、DTIの使命である卓越した公共サービスを提供し、わが国の経済状況の向上に貢献することを支援することを目指します。当社に対する信頼と信用に感謝しています。」と感謝の意を述べています。



今回リースされることになった「フィリンベスト・ブエンディア」ビルは、マカティの中心業務地区(CBD)のギル・プヤット通り沿いという戦略的な立地で、現代のニーズに合わせた14階建てのプレミアム・オフィス・スペースを提供します。また、サスティナビリティを推進し、実用的な設備を備えたグレードAのビルです。



FLIによると、今回の契約は、さまざまな運営部門を一か所に集めることで、DTIとその利害関係者の双方にとって効率性と利便性を向上させるというDTIの計画の一環です。



今回フィリンベスト・ブエンディアに移転するDTIの機能グループには、長官室、競争力・革新グループ、消費者保護グループ、コミュニケーション・オフィスなどがあります。



総合不動産サービス会社のコリアーズ・フィリピンによると、2023年のマニラ首都圏におけるオフィス取引全体の46%を従来企業が占めました。2023年にオフィススペースを成約した従来企業の中には、政府機関、法律事務所、エンジニアリング会社、建設会社が含まれます。企業のオフィススペース成約の動機は、ほとんどが拡張と移転によるものだったということです。コリアーズは、事業拡大を計画しているテナント企業に対し、新しく質の高いオフィススペースが大量に供給されている主要ビジネスハブでスペースを確保することで、フライト・トゥ・バリュー戦略を実行するよう奨励しています。




(出所:Philistar, Colliers

(画像:UnsplashのAlvin Cabalteraが撮影した写真)