2018/12/07
[ミャンマー] 初の高層鉄骨構造オフィスタワーが2020年に完成
ミャンマーの不動産デベロッパー、モッタマ・ホールディングスは、2018年10月末に、ミャンマー初となる高層鉄骨構造のオフィスビル、Mタワーの棟上げ式を行いました。
8,000トン以上の鉄鋼を用いて、26階建て、高さ111メートルのビルを建設する計画で、完成は2020年に予定されていると、モッタマ・ホールディングスのウー・ヤン・ホー会長は述べています。.
日本および台湾の技術で建設中の5Aグレードのオフィスタワーは、ヤンゴン・ピャイ通りにあります。鉄骨構造を担当するのは、モッタマ・ホールディングスの子会社、ミン・ダーマ・スチール・ストラクチャー(MDSS)社です。
「鉄骨構造ビルの一番の利点は、前面と背面など、ビルのすべての面を同時に建設できることです。これにより、完成までの期間を短縮することができます。」とウー・ヤン・ホー会長は付け加えました。この鉄骨構造により、地震だけでなく風速120mphまでの風にも耐えられます。
Mタワーは、4フロアに渡る265台収容可能な地下駐車場もあります。これは、ヤンゴンでは不可欠なもの設備のひとつとなっています。ミャンマー市内にある高層ビルの中で最も地下深い駐車場となります。「Mタワーがヤンゴンのランドマークになればと考えています」とウー・ヤン・ホー氏は語っています。
このオフィスタワーは、オフィススペースの需要が先細ってきたところで市場に出ることになります。「4,5年前、ヤンゴンのダウンタウンにあるオフィススペースのリースは、平方フィートあたり8~9USドルの間でした。現在、オフィスビルが増え、リースは平方フィートあたり2~3ドルに下落しています。」と不動産ウェブサイトiMyanmarHouse.comのマネージングダイレクター、ウー・ネイ・ミン・トゥー氏は言います。
しかし、「リースは下落したものの、経済成長とともに長期的に、国際基準のオフィスビルやタワービルは依然として需要があるでしょう」とも付け加えています。
モッタマ・ホールディングスは実際、さらに8つの大規模プロジェクトを抱えています。Mタワーを含めると、これらのプロジェクトは合計10億USドルの価値があるとされており、すべて2022年までに建設完了予定です。
これらのプロジェクトにはレジデンシャルアパートメント、オフィスタワー、ショッピングモールや公共のレクリエーションセンターなどが含まれています。
4つのプロジェクトは、外国企業とのパートナーシップで進められています:ピャイ通りのMタワー、ミンダマ通りのミン・レジデンシーズ、ヤンゴンのミンガラドン・タウンシップにおけるモッタマ・センターとアフォーダブル価格帯の住宅プロジェクトMグリーン・アパートメント
その他5つのプロジェクトは、国内企業とのパートナーシップです:カンドージー公園内の水族館、ストランド通りのハーバー・トレード・タワー、ピャイ通りのHLタワー、チャイワイ・パゴダ通りのボンアミータワー、ミンダマ通りのモッタマ・ビジネス・タワー
6つのプロジェクトが現在建設中で、モッタマ・ビジネス・タワー、ボンアミータワー、Mグリーンアパートメントの3つのプロジェクトは建設が来年にも始まる予定です。
(出所:Myanmar Times)
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