2020/02/10
[アジア・パシフィック]フレキシブル・コリビングのAnytimeがAPAC市場に参入
アメリカを拠点とする、住まいの賃貸プラットフォーム「Anyplace」が、シンガポールを拠点とするLyfおよびインドネシア・バリを拠点とするOutpostと提携して、アジア・パシフィックへの参入を発表しました。
Anyplaceの共同創設者兼CEOである内藤聡氏は、現代の働き手がデジタル化し、遠隔勤務を選択するにつれて高まるフレキシブルな住まいへの需要に対応すべく、Anyplaceを設立しました。
ITを活用して仕事をしながら旅をするデジタルノマドに、長期リースのようなコミットメント(または高いホテル室料)を必要とすることなく、安定した住まいを提供するように設計されています。これを可能にすべく、Anyplaceはコリビング・スペース、ホテル、ヴィラ、家具付きアパートなどと提携し、顧客が月単位で予約できるような仕組みを確立しました。
2017年設立のAnyplaceは現在では18名のチームにまで成長、資金調達では280万USドル(約3億円)を調達し、400以上の物件と提携して15か国47都市に拡大しています。約6,000人のユーザー登録を抱え、実際にサービスを利用したの700人を超えます。2018年には、130万USドル(約1.4億円)の収益を上げ、拡大とともにさらなる収益を上げたい考えです。予約ごとに10%の手数料を取る仕組みになっています。
内藤氏は、「(デジタルノマドの)ライフスタイルはトレンドになってきており、今後10年間でより一般的になると考えている」と述べています。内藤氏は、文化の多様性と生活費の安さからデジタルノマドに人気のアジア・パシフィック地域は、今後Anyplaceの最大の市場のひとつとなると予想しています。
(出所:Property Portal Watch)
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