2022/08/31
総合不動産サービス会社JLLが2年ごとに発表するグローバル不動産透明性インデックスの2022年版が発表されました。2022年グローバル不動産透明性インデックスは、世界94の国と地域、156の都市を対象に不動産の透明性をインデックス化しています。
最新のインデックスでは、254の指標を使用し、サスティナビリティ(持続可能性)・レジリエンス、健康・ウェルネス、プロップテック・オルタナティブに関する追加データも含めました。これらの変数は、1.パフォーマンス評価、2.市場ファンダメンタルズ、3.上場ビークルのガバナンス、4.規制・法律の枠組み、5.取引プロセス、6.環境サスティナビリティの6つの分野に分けられています。
まずは、トップ10を見ていきましょう。トップ10は、英語圏と西欧の国々が占めています。
2020年、2018年の結果と比較していくと、順位が多少変わっただけで、トップ10の顔ぶれにまったく変化がないことが分かります。
次に、東南アジアの国々と日本を見ていきましょう。まずは、日本が4ランク上げていることがわかります。また、マレーシアを除くすべての国で、総合ポイントが横ばい、または改善していることがわかります。ミャンマーは今年は調査対象外でした。
グローバル不動産透明性インデックスは、94の国と地域における定量的市場データと調査結果をもとに作成されています。254の測定値を14つのトピック分野に分けたのちに、6つのサブインデックスにグループ分けされています。
・パフォーマンス評価 25%
・市場ファンダメンタルズ 16.5%
・上場ビークルのガバナンス 10%
・規制・法律 23.5%
・取引プロセス 15%
・サスティナビリティ(持続可能性) 10%
インデックスは各市場を1~5までで評価し、1.00が最も高いスコアとなる。全体パフォーマンスのスコアで、以下のカテゴリーに分けられています。
(出所:JLL)
(画像:Image by Janeke88 from Pixabay)
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