2021/02/25
[ベトナム] 2021年ハノイ・アパートメント市場に大きな変化なし
総合不動産サービス会社サヴィルズ・ハノイのマシュー・パウエルダイレクターは、ハノイのアパートメント市場について、今年は大きな変化は起こる可能性はなく、ホーチミンシティに見られるような供給不足となることもないだろうと述べています。
パウエル氏は、特に中所得層向けアパートを例に挙げて、複数のプロジェクトで品質の改善が見られたことについても述べています。
インフラ開発は、供給面において非常に重要な役割を果たします。というのも、新規プロジェクトを近隣の都市や地区に広げていくための道が開けるからです。
パウエル氏は、ハノイのアパートメント市場について、今年はバブルが起こるような予測はしていません。経済が再び軌道に乗り需要は堅調で、価格も制御できる範囲内にあるということです。
ハノイのインフラは、2020年著しく改善しました。更新された、または完成間近のインフラプロジェクトの近くのアパートメントは、市場平均と比較すると高めの価格がついています。
別の視点から、サヴィルズ・ハノイのアドバイザリーサービス部門のシニアディレクター、ドゥ・トゥ・ハン氏は、ハノイのハイエンドアパートメントの価格は域内でも比較的低いと言います。しかし、価格は、土地、インフラ開発、景観、建設などといったインプットコストだけでなく、需要と供給にも左右されると付け加えています。
安定した持続可能な不動産市場は、経済成長にはかかせません。ドゥ氏は、ベトナム経済が力強く成長し、一人当たりの所得が増え、市場がより幅広い住宅商品を提供するようになれば、住宅を購入しようとするバイヤーにとってのオポチュニティが広がるだろうと述べています。
(出所:Vietnam Plus)
(トップ画像:Photo by Ashim D’Silva on Unsplash )
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