[ベトナム] ハノイ不動産市場2020年末までに拡大

今年最後の3か月のハノイの不動産市場は、2021年に向けて良い兆しが見られそうです。

[ベトナム] ハノイ不動産市場2020年末までに拡大


今年最後の3か月のハノイの不動産市場は、2021年に向けて良い兆しが見られそうです。


Covid-19により9か月にわたる停滞を見せてきたハノイの不動産市場ですが、今年最後の3か月で復活が予想されています。同時に複数の新規プロジェクトが立ち上がるからです。


不動産専門家は、ハノイの不動産市場の再興の理由について、感染拡大を早期に封じ込めたことで、国内の投資家の自信が戻りつつあることを挙げています。これまで、Covid-19の影響への懸念と、不吉とされる旧暦7月にあたる「ゴースト月」の影響で冷え込み、市場はほぼ凍結状態でした。


エコパーク、ビングループ、ビテクスコ、マステリといったデベロッパーが建設したアパートメント約9,800戸が、今年最後の3か月に販売開始予定です。これには、エコパークの5つ星タワー、「S-プレミアム・スカイ・オアシス」プロジェクトのアパートメント500戸超、ビテクスコが所有する「マックストリック・ワン」プロジェクトの高級アパートメント700戸、「マステリ・ウォーターフロント・オーシャンパーク」プロジェクトの数千戸が含まれています。


加えて、国内の4大銀行の6か月預金金利は年率3~4%程度で推移しています。これにより、低い貸出金利に照らして銀行のキャッシュフローは不動産業界に向かっています。


同時に、銀行は評判の高いデベロッパーと協力して、高い流動性のある大規模プロジェクトに対して魅力的なインセンティブを出しています。


市況が有利なだけではなく、年末は不動産各社にとっても事業目標を達成するときです。また海外からベトナムへの送金がピークを迎えるときでもあります。


Covid-19パンデミックは、経済・社会はもちろん、人々の行動や住宅需要にも影響を与えました。国内の専門家は、マイホーム購入検討者は、混雑した場所や人口密度の高いレジデンシャル物件を避けて、グリーンな建築、より安全な住環境を求める傾向にあると言います。


このトレンドは、2020年エコパークが手掛けたいくつかのプロジェクトで記録的な販売を達成したことからも明らかです。Covid-19の波がに2回ベトナムに押し寄せたにもかかわらず、同グループのプロジェクトは導入段階で売り切れています。


不動産サービス会社CBREハノイ支店のダイレクター、グエン・ホイ・アン氏は、ハノイの今年残り3か月の不動産業界は2021年に向けた良い兆しが見られると予想しています。


「国際的な機関は、ベトナムの2021年の経済成長見通しについて、平均成長率7~8%と前向きな見方をしています。このような成長を背景に、不動産市場も伸びるでしょう。住宅セグメントの供給もより多様化し、2021年、オフィスとリテール部門の供給が増加するでしょう。」とアン氏は述べています。

(出所:Hanoi Times

(トップ画像:Photo by Florian Wehde on Unsplash )