2020/08/20
[ベトナム] ホーチミンシティ2区を金融街に
グエン・ティエン・ニャン・ホーチミン市共産党委員会書記は、ホーチミンシティの2区を金融の中心地、かつ市の東部の「革新的な都市化エリア」計画の重要な一部として位置づけていくことを明かしました。
▼ホーチミンシティ2区
2020年8月11日に行われた、区の2020年~2025年期の第6回党大会において、ニャン書記は、前期における2区の大きな功績をたたえました。
またニャン書記は、区に対して、市内でも最良の生活の質を提供できるよう、経済、文化、そして社会発展のために有利な条件を作り出すことに努めるよう求めました。
また、金融、銀行、ハイテク、優秀な人材への投資を誘致していくことも必要です。ニャン書記は、地元の人材の開発に優先順位を置き、地元の人が区の発展の恩恵を受けられるようにしなければならないと述べています。
また、急速な都市化でさまざまな変化が引き起こされる中で、土地利用・管理、環境、基本計画などの課題にもっと注意を払うようにも呼びかけています。
市の東部の「革新的な都市化エリア」が形成されれば、2区におけるレジデンシャルおよび商業物件の需要が高まることは必至です。
土地利用や都市建設計画にかかる違反行為を防ぐような効率的な管理も必要であるとニャン書記は述べています。
過去5年間で、2区の年間経済成長率は16%を超えました。サービスおよび商業部門の成長率は、年間28%にも達しており、2区のすべての産業の88%近くを占めています。
区内の工業および農業の割合は徐々に減ってきており、かわりに金融サービス、銀行、住宅、オフィス賃貸、小売サービスなどが拡大しています。
区の当局もまた、都市計画と土地利用における管理効率を向上させてきています。区内では32の新築高層アパートメントが建設され、道路およびその他インフラ114件が完成しました。
革新的な都市化エリア
▼イメージ図(出所:http://www.quan2.hochiminhcity.gov.vn/ )
ホーチミンシティは、2区、9区、トゥドゥック区を合体させて、市の東側に革新的な年かエリアを形成する計画です。この新しい都市化エリアは、面積221平方キロ以上、110万人の人口を抱えることになります。
このトゥーティエム新都市化エリアで、2区はインフラと国際展示場スペースを提供することになります。
9区のサイゴン・ハイテクパークがリサーチと革新的技術を生むためのハブとなる予定です。
トゥドゥック区には、多くの教育機関や研究センター、さらに10,000人の講師・教授と100,000人の学生をかかえる4つの大きな大学があります。
この革新的な都市化エリアは、市のGDPの3分の1、国のGDPの7%に貢献することが期待されています。
(出所:Viet Nam News)
(トップ画像:Huỳnh Tấn Hậu on Unsplash)
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