2021/10/01
ベトナムの商業の中心地・ホーチミンシティでは、少なくとも1回ワクチン接種を受けた、または新型コロナウイルスに感染し回復した人に対して、2021年10月1日より外出を許可します。
本日より、市内の検問所は撤去されますが、市警察はパトロールを継続し、Covid-19制限措置の緩和をするにあたっての安全性の確保に努めます。
市人民委員長によると、ホーチミン市は、移動にあたって必要であった書類の発行を停止し、代わりにCovid-19の統制と検査についてIT技術を応用していくということです。
ホーチミン市警察のグエン・シー・クアン副署長、「14日以上前にCovid-19ワクチンを少なくとも1回受けた人、過去6か月以内にCovid-19に感染し回復した人は外出できるようになります」と述べています。
当局から求めがあれば、ワクチン接種または感染・回復の記録を見せるために、健康状態申告アプリのQRコードの提示します。まだオンラインで記録が更新されていない場合は、ハードコピーの提示も可能です。
一方で、市外には単独では出ることができず、市の境界の検問所で停止が求められます。
また、市外から市内に戻ることを希望する者は、市の運輸局(Transport Department)に申し出が必要です。まだ市としては自分で市外から戻ってくる人たちについての規則を決定していないということです。
ベトナム最大の都市、ホーチミンシティは、厳戒度を変えつつも120日以上社会隔離措置を続けてきました。
Covid-19の第4波が4月末に到来して以降、市内で見つかった感染者は380,870人で、全国の感染者のほぼ半数に相当します。
市の成人人口の95%がすでに1回目のワクチン接種を終えており、45%は2回の接種が完了しています。
従業員の出勤が求められる生産やその他企業は、出勤する従業員が全員完全にワクチン接種を終えている、あるいは過去6か月間にコロナウイルスに感染し回復していることを条件に、営業を再開できます。また、保健省が定めるCovid-19予防策を守ることも求められています。
現地の報道によると、1区、7区、カンゾ県、クチ県、ゴーヴァップ区、ニャベ県、フーニャン区、タンビン区ではCovid-19感染が鎮圧されたと言われています。7区、クチ県、カンゾ県では、ホーチミン市の再開の一環として、特定の営業活動が再開しているということです。
(出所:Vietnam Insider)
(画像:Photo by Nikolay Likomanov on Unsplash )
もっと詳しく知りたい方はこちら