2021/05/17
[ベトナム] ホーチミン税務局、賃貸用アパートに課税検討
ホーチミンシティの税務局は、11区の5つのレジデンシャルブロックにある賃貸用のアパートについて、実験的に課税する計画を提案しています。
税務局は、次の5つのアパートメントビルの管理団体と協力し、アパートメントを賃貸に出している世帯のリストを作成することにしています。対象となるアパートメントビルは、次の通りです。
・Res 11(205 Lac Long Quan通り)
・Thuan Viet (319 Ly Thuong Kiet通り)
・Bao Gia(184 Le Dai Hanh通り)
・Khai Hoan(624 Lac Long Quan通り)
・70 Lu Gia(70 Lu Gia通り)
また、地元の警察とも協力して、アパートメントの所有者が税務申告書を作成するように求めていくことにしています。
まず、税務局は、所有者に対して、アパートメントの賃貸契約情報を提供させて、実際の賃料と契約書に記載の賃料との違いを比較したい考えです。
ホーチミンシティの税務局は、土地使用、登記料および個人所得税からの収入減を防止するための対策も提案しています。
今後、税務局は、ホーチミンシティ内の不動産移転にかかる個人所得税および登記料申告を見直し、同等の地域の別の取引と比較して、納税者に実際の正しい譲渡価格を申告させていくことにしています。
これらの対策は、市内の不動産プロジェクトの移転にかかる課税逃れを防止する狙いがあります。
2021年4月22日、ホーチミンシティ不動産協会は、不動産税を提案する書面を首相に提出しました。
不動産協会によると、アパートメント所有者は、アパートメント所有者は所有するアパートメントについて税金を収める必要はありません。支払わなければいけないのは、非農業地使用料で、現在非常に低く設定されています。
よって、アパートメント、住宅および土地の価値をもとにした不動産税に関する規制を発出して、国の安定的かつ持続可能な財源を確保していきたいとしています。
しかし、二重課税を避けるために、現在の土地使用料は、土地利用の用途の転換にかかる税に置き換えられる必要があります。
(出所:Saigon Times、Tuoi Tre News)
(画像:Photo by jet dela cruz on Unsplash)
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