2023/02/14
フィリピンの医療情報管理(HIM)は、今年13〜15%の成長が見込まれており、引き続き情報技術・ビジネスプロセス管理(IT-BPM)業界の中で最も急速に成長している分野の1つとなるでしょう。
しかし、それは適切な材料がすべて揃っていることが前提だと、ケアロン・グローバル・ソリューションズ・フィリピン社(旧レガート・ヘルス・テクノロジーズ・フィリピン社)の国担当、ノーラ・テラード氏は述べています。
テラード氏は、リブランディングを発表した記者会見で、ヘルスケア情報と関連する健康関連業務は、国内のIT-BPM産業の10〜13%を占め、世界的にも同様の割合であると述べました。
HIMの最大市場は米国ですが、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドなどの先進国が、フィリピンのプレーヤーにとっての新興国市場になってきているとテラード氏は話しました。
しかし、テラード氏は、フィリピンが医療サービスの目的地としての地位を維持したいのであれば、世界のトレンドの変化に対応するため、より強力なエコシステムの構築に注力する必要があると指摘しました。
また、業界の成長を促進するためには、人材育成とインフラ整備、そしてビジネスのしやすさを優先する必要があるとも述べています。
総合不動産サービス会社コリアーズは、過去12か月間に、オフィススペースを探している医療情報管理サービス(HIMS)プロバイダーからの関心が高まっていると述べています。2022年には、HIMS企業からのオフィス取引を約23,800平方メートル記録し、マニラ首都圏のアウトソーシング取引全体の9%を占めたということです。スペースを確保した企業には、ケソン市のR1 RCMやフォートボニファシオのTenet Healthcareが含まれます。
コリアーズは、家主に対して、HIMS企業の需要を積極的にモニターし、特にマニラ首都圏でオフィススペースを探しているHIM企業に対して、割引価格で提供されている新しい高品質のオフィススペースがあることをアピールするように推奨しています。
(出所:Malaya Business Insight、Colliers)
(画像:UnsplashのNational Cancer Instituteが撮影した写真)
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