2020/01/31
[ベトナム] カインホア省、外国人向けの観光不動産の違法販売に警告
ベトナム・カインホア省の建設局は、外国人向けの観光不動産*の違法販売に対して警告、デベロッパーに対し法律の遵守を呼び掛けています。
*観光不動産(Tourism Property)とは、キャラバンパーク、ボーディングハウス(下宿)、個人経営ホテル、バックパッカー用ホステル、ゲストハウスなど
▼ベトナム・カインホア省
2019年12月中旬に129社のデベロッパーに対して送付された文書で、建設局は、外国資本の会社が事業用に購入するケースを除いては、外国人の個人または団体に観光不動産を販売しないようにと呼びかけています。
建設局は、観光不動産は住宅ではないため、2014年住宅法ではなく、2014年不動産事業法の規制を受けるとしています。
したがって、デベロッパーは、2014年不動産事業法の定めに従い、観光不動産を外国人の個人または団体に販売することはできません。
観光局はまた、デベロッパー各社に対して、住宅・不動産市場の開発、管理、および情報システムの利用にかかる政府の省令に従って、販売状況を定期的に報告するように呼びかけました。
2019年に行われた検査では、タン・イェン株式会社(本社:ロンアン省ベンルック区)、キャット・タイガー・カリール(本社:ニャチャン市ヴィンフォック区)の2社がゴールドコーストのアパートメント45戸、ナポレオンキャッスルのアパートメント20戸を違法に外国人に販売していたことが発見されました。
建設局は、2社に対して、対象の売買契約を終了するように要請しています。
建設局によると、観光不動産プロジェクトは、主に、ニャチャン、バイダイ、カムラム、カムランに所在しているということです。
外国人の不動産購入に対してオープンになってきているベトナムですが、一つの建物内で外国人が購入できる割合が決まっていたり、国防にかかわるエリアには購入できないなども含めて、いくつか留意すべき点があります。購入の際には十分注意が必要です。
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