[フィリピン] GCQ/MGCQでもホテルのフル操業が可能に

2020/10/23

[フィリピン] GCQ/MGCQでもホテルのフル操業が可能に


一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)、修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)に置かれたエリアのホテルでも、フル操業できるようになりました。観光業界の回復に向けた動きとして期待されています。


フィリピン観光省(DOT)は、フル操業とするかどうかはホテル経営側の判断に任せると強調しています。


新型コロナウィルス対策の省庁横断タスクフォースは、10月半ばに、GCQに置かれたエリアの宿泊施設に対して必要最低限の人数での営業のみとしていた条項の変更を決定しました。


DOTはこれを受けて、ホテルの営業能力を拡大するにあたってのガイドラインを出すことになっています。


ホテル販売・マーケティング協会(Hotel Sales and Marketing Association (HSMA) )は、このGCQとMGCQのエリアでのホテルのフル操業許可する政府の決定を歓迎しています。


CNNフィリピンは、HSMAのクリスティン・イバレタ会長の言葉として、「観光業を再起動するためのガイドラインを待ち望んでいます。というのも、ホテルのフル操業がどうしても必要だからです。そうすれば、宿泊施設も再スタートを切れますし、従業員は仕事に戻ることができます。」と報じています。


イバレタ会長は、ホテル側は厳しくCovid-19対策の健康と安全の手順実施を行っていることを保証しています。もしこれを行わない場合、営業ライセンスを取り消されてしまうからです。


また、ホテル従業員の再雇用については、ホテルがパンデミックの影響から徐々に回復するにつれて、段階的に行われることになりそうだと述べています。イバレタ会長によると、ホリデーシーズンに向けて多くの事前予約が寄せられているようです。


現在、国内のホテルは、一時的な隔離施設として利用されているものもあれば、ステイケーションの予約受付開始を許可されたものもあります。


Covid-19の感染者数が増えて、ピンポイントでロックダウンを行っているエリアを除いては、フィリピン国内はGCQまたはMGCQとなっています。

(出所:CNN

(トップ画像:Photo by Toni Rose Ng on Unsplash )