2023/04/24
不動産コンサルタント会社リーチュウ・プロパティ・コンサルタンツ(LPC)は、フィリピン・マニラで新しい不動産市場が形成されつつあり、需要が堅調に推移すれば、この市場はさらに強固なものになると述べています。
4月中旬に行われた同社のブリーフィングで、CEOのデイヴィッド・リーチュウ氏は、「超高級不動産市場が出現している」として、すでに2〜3件の開発プロジェクトが浮上しているとみていると語りました。
詳細は不明ですが、リーチュウ氏は、この新市場では、従来の高級住宅物件によくある300~400平米のユニットとは異なり、500平米超のユニットが特徴であると説明しています。また、こういったユニットには面積が必要になるので、フロアあたり1戸または2戸、建物全体では50戸ほどしか入らないだろうとしています。
それでも、こういった物件は、マニラ首都圏の一等地にある不動産を購入するよりもかなり割安になるだろうとリーチュウ氏は指摘しています。
LPCが提供したデータによると、マニラ首都圏の一等地の価格は、平米あたり199,000~554,000ペソ(約48万円~約134万円)だということです。最も高いのはマカティ市のダスマリニャス区で、最も安いのはモンティンルパ市のアヤラ・アラバン区です。この価格は近年上昇傾向にあり、2010年の終わりごろから加速しています。
リーチュウ氏は、出現しつつある超高級不動産は、購入希望者がそのような高級住宅地で購入しようとしていた金額の数分の一にしかならないと説明した。「3億ペソもする高級マンションが、妥当な値段に見えてくるでしょう。」と彼は付け加えた。
(出所:Philstar)
(画像:UnsplashのSian Labayが撮影した写真)
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