2022/10/25
インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相は、2022年第3四半期の国の経済成長率について、前年同期比5.5%を予測しています。
今回の予測値は、第1四半期の5.01%、第2四半期の5.44%を超えています。
ジャカルタで行われた記者会見で、スリ・ムルヤニ財務相は、財務省の予測として、第3四半期には5.5%を超える力強い経済成長率を予測していると話しています。Covid-19関連の行動規制が緩和されて、人々の移動が増えたことを背景として挙げています。
小売販売インデックスは改善し、製造業も13か月連続で拡大を続けています。
工業部門における電力消費量は8.1%増、事業部門では17.3%増となりました。
「製造業では、加工業が能力を増強し、第3四半期には非常に力強い成長を見せることを示しています。石油燃料価格の上昇は、経済成長にほとんど影響を与えないでしょう。」と財務相は述べています。
今月末に、中央統計局(Central Statistics Agency)から正式な経済成長率関連の数値が発表されることになっています。
一方で、スリ・ムルヤニ財務相は、世界経済の低迷と主要金利の上昇が、インドネシアの主要経済指標と2023年に向けた成長の原動力をひどく損なわせる可能性がある。」と述べています。
2022年通年の経済成長率は、5~5.3%が予想されています。
(出所:Jakarta Globe)
(画像:Image by Vinzenz Lorenz M from Pixabay)
もっと詳しく知りたい方はこちら