2022/09/07
インドネシア銀行が行った最新のレジデンシャル不動産価格調査で、2022年第2四半期、レジデンシャル不動産価格は、穏やかな成長を遂げたことが分かりました。
レジデンシャル不動産価格インデックス(RPPI)は、前年同期比で1.72%上昇し、前四半期の1.77%成長と比べるとやや限定的でした。一方で、調査の回答者らは、2022年第3四半期について、さらに控えめの1.53%成長を予測しています。
▼レジデンシャル不動産価格インデックス(RPPI)の推移(出所:Bank of Indonesia)
販売面について、最新の調査では、プライマリー市場での力強いレジデンシャル不動産販売が確認されています。2022年第1四半期は、前年同期比で10.11%減でしたが、第2四半期は15.23%増となりました。
資金源を見ていくと、レジデンシャル不動産価格調査では、多くのデベロッパーが、内部資金など非銀行系の資金調達に頼って、レジデンシャル不動産開発を行っていることも分かりました。2022年第2四半期に投入された資本のうち64.82%を非銀行系資金調達が占めています。消費者サイドを見ていくと、銀行が実行する住宅ローンが、レジデンシャル不動産購入の最も好まれる資金調達法となっていて、全体の74.97%を住宅ローンが占めました。
(出所:Bank of Indonesia)
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