インドネシア銀行は、2022年10月20日、ベンチマーク金利を50ベーシスポイント上げて、4.75％とすることを決定しました。インフレを抑え込むための「防御策」だとしています。

これで3か月連続の利上げとなり、金利は2020年2月以来最も高い水準となっています。

インドネシア銀行のペリー・ワルジヨ総裁は、現在のインフレが行き過ぎになることを予想して、コアインフレを2023年前半期に、目標幅である3％±1％に戻していく必要があると述べています。

インドネシアのインフレ率は、政府が補助金を出している燃料価格を引き上げる決定を受けて、9月に急騰、5.95％を記録しました。

中央銀行は、8月に25ベーシスポイント、9月に50ベーシスポイントの利上げを行っていました。

▼ベンチマーク金利の推移（出所：Trading Economics）

ペリー総裁は、直近の利上げは、急速なドル高を受けて、インドネシアルピアの為替レートを安定化させるためのサポート的な措置の意味もあると述べています。

（出所：Jakarta Globe）

（画像：UnsplashのMarkus Spiskeが撮影した写真 ）