[フィリピン] インフラプロジェクトがコロナ禍の景気回復を支援

フィリピンDPWH (公共事業・高速道路省)の次官は、インフラプログラムを強化することで、コロナウイルスの大流行に打撃を受けた経済の活性化につながると述べています。

[フィリピン] インフラプロジェクトがコロナ禍の景気回復を支援

フィリピン公共事業・高速道路省(DPWH)の役人は、インフラプログラムを強化することで、コロナウイルスの大流行に打撃を受けた経済の活性化につながると述べています。



DPWHのマリア・カタリナ・カブラル次官は、ドゥテルテ政権が「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムの下で行っている数十億ペソのプロジェクトが、雇用機会を生み、コロナ危機の中経済の包括的な成長を促進するだろうと述べました。


「インフラ開発は、いつでも経済成長の再興の駆動力です。コミュニティの再建をしようとする今、経済の活性化のためにはインフラの強化にかけるのです。雇用と包括的な成長という、その乗数効果をもって、政府は「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムを強化し、Covid-19パンデミックから経済を復活させようとしています。」とカブラル次官は述べました。


特に、観光局(Department of Tourism(DOT))とDPWHのコンバージェンスプログラム、つまり観光道路インフラプログラム(Tourism Road Infrastructure Program (TRIP))は、ビルド・ビルド・ビルドのプロジェクトの中でも地域の経済の再活性化を助けそうです。


カブラル次官によると、2016年から2021年にかけて、認定観光地につながる道路、合計4,147キロメートルの建設、改善、改良、に1,200億ペソが割り当てられたということです。2020年9月時点では、うち2,168キロメートルが完成しています。


カブラル次官は、国内の複数地域の高速道路の拡大プロジェクトについても、地方の経済発展への道を開くだけでなく、社会的な成長にもつながると述べています。


「所要時間が削減され、国民は家族や友人をより頻繁に訪問できるようになります。ルソン、セブ、ダバオに1,049キロの新基準の高速道路を建設し、その基礎を築きます。総投資額は推定7,760億ペソ(約1.7兆円)です。」


カブラル次官によると、これらのプロジェクトのうちの一つが、ルソン島基幹高速道路ネットワークプログラム(Luzon Spine Expressway Network Program)で、政府のゲームチェンジャー的なプロジェクトのひとつです。合計905キロの高水準高速道路をルソン島に建設することを目標にしており、その長さは既存の高速道路382キロの2倍以上です。投資額6,330億ペソ(約1.4兆円)のこの政府の優先プログラムでは、イロコス地方とビコル地方の間の所要時間を現在の20時間から9時間にまで削減する狙いです。


▼ルソン島基幹高速道路ネットワークプログラム(出所:Manila Bulletin



ターラック-パンガシナン-ラ・ウニオン高速道路の最終区間、幹線道路バイパスプロジェクトのフェーズ2、NLEXハーバーリンク第10区間&C-3-R-10区間、NAIAXフェーズ2、メトロマニラスカイウェイ・ステージ3の主要基幹路線が完成したということです。


また、2016年から2020年までに、災害と気候変動の影響への国の対応の一環として、約317の避難センターの建設に、116億ペソ(約253億円)が割り当てられました。


カブラル次官によると、このうち85の地方避難センターは、コロナウイルスによる健康モニタリングなどを提供することのできる医療設備/隔離設備としても利用されたということです。


(出所:Philippine News Agency

(トップ画像:Photo by Symeon Ekizoglou from Pexels)