[ベトナム] 2021年上半期の外国人訪問客は前年同期比97.6%減

2021/07/05

[ベトナム] 2021年上半期の外国人訪問客は前年同期比97.6%減


2021年前半期、ベトナムを訪れた外国人は88,200人となり、前年同期比で97.6%減となったことをベトナム統計総局(GSO)が発表しました。


GSOは、この急激な減少を、Covid-19対策が引き続き実施されていることに起因しているとしています。対策には、外国人観光客に対する国境閉鎖も含まれています。現在ベトナムを訪れている外国人のほとんどが、専門家やベトナムのプロジェクトにて任務を遂行する技術労働者です。


この期間、アジア人訪問者のは前年同期比で97.2%減となりましたが、それでも外国人訪問者の88%を占めました。同じような傾向をたどって、ヨーロッパからの訪問者、アメリカからの訪問者も99%減、オセアニアは99.4%減、アフリカは94.5%減となりました。


政治局は最近、「ワクチンパスポート」を持った外国人訪問者を、試験的にキエンザン省のフーコック島など、Covid-19の感染を抑えられるような観光ハブに迎える検討を始めることを承認しました。




また、地元の住民および観光地のスタッフの安全を確保すべく、フーコックの全人口にワクチン接種を行うことも提案しています。


フーコックにとって、観光は主要産業であり、訪問者数の伸びは年間28%、その45%以上は外国からの訪問客でした。しかし、Covid-19が昨年大流行してからは大きな打撃を受け、2020年、観光客は30.6%、外国人ホリデー客は76.1%、それぞれ前年比で減少しました。


(出所:Vietnam Plus

(画像:Image by Quang Nguyen vinh from Pixabay)