[インドネシア]高速鉄道プロジェクト、2023年6月に運転開始

2022/10/31


インドネシアのジョコウィ大統領は、ジャカルタとバンドゥンを結ぶ高速鉄道(KCJB)の建設状況の視察を行いました。


ジョコウィ大統領は、KCJBプロジェクトが、インドネシアのモビリティと競争力を高め、インドネシア第3の都市としわれるバンドゥンの経済成長を促進することを期待しています。KCJBプロジェクトの進捗状況は、全体の88.8%まで到達しています。


「ジャカルターバンドゥン間の高速鉄道により、人とモノの移動がより早く、より活発になるでしょう。そうすることで、我が国の競争力も高まり、ジャカルタ、バン


ジョコウィ大統領はまた、東南アジアで最初の高速鉄道は、域内の将来の交通網の一部となり、接続性および競争力を高めるのに貢献するだろうと述べています。


KCJBプロジェクトは、インドネシア政府が中国政府の協力のもと進められており、いくつかのトンネルの建設の際に問題はあったものの、運転開始は6月を目指すということです。


インドネシアは、2022年11月の試運転には、中国の習近平主席が参列することになっています。




■ジャカルターバンドゥン間高速鉄道

ジャカルターバンドゥン間は、インドネシアおよび東南アジアとしては初の高速鉄道となり、区間前兆は142.3km、運行速度は350km/hです。


総工費は、60.7億ドルと見積もられています。


プロジェクトを開発するのは、インドネシア国有企業のコンソーシアムと中国鉄道グループの子会社、中国鉄道インターナショナルとの間で結成された合弁会社「PTクレタ・セパット・インドネシア・チャイナ(PT Kereta Cepat Indonesia China)」です。合弁事業の60%をインドネシアが、40%を中国が保有する形です。


建設開始は2016年ですが、コロナ流行により完成は遅延しました。最新では、試運転が2022年11月、運転開始は2023年6月が予定されています。



▼高速鉄道マップ

第1期:ジャカルターバンドゥン間

第2期:バンドゥンースラバヤ間





(出所:Jakarta GlobeRailway TechnologyThe Peoples Map

(画像:UnsplashのMuhammad Rizkiが撮影した写真)