日本とベトナムの戦略的パートナーシップが各分野で力強く発展する中で、日本の岸田文雄総理大臣が2022年4月30日、5月1日の日程でベトナムを訪問しました。

今回の訪問は、日本とベトナムの関係をさらに深めること、ベトナムのファム・ミン・チンの昨年11月の日本訪問の成果を実行すること、二国間の政治的信頼性と政府間の良好な関係を強化することを目的として行われました。

歓迎式典に続き、両首相は、政府官房の敷地内に記念の植樹を行いました。

ファム・ミン・チン首相と岸田首相は、日本-ベトナムの二国間関係および、相互の懸念となっている世界そして域内の課題について深く話し合いました。

そして、上級レベルの訪問を続け接点を保ち、有効な協力と対話のメカニズムを通じて、政治的な信頼性を引き続き強化していくことで一致しました。
 

さらに、両首相は、貿易、投資、農業、エネルギー、そして環境分野を含む、パンデミック後の景気回復において協力を促進していくことで合意しました。

また、ベトナム産のポメロ、アボカド、ランブータンの日本輸出を円滑に進める一方で、今年9月にはベトナム産のロンガンの輸入解禁ができるよう両国が手続をスピードアップすることにしています。

さらに、両国は、経済安全保障分野での協力の開始、国連安保理改革や核兵器のない世界の実現に向けて協力していくことでも一致しました。

（出所：Vietnam Plus、外務省）

（画像：Photo by Lumi W on Unsplash ）