2019/10/18
[シンガポール] Katrina Group(カトリーナ・グループ)がシンガポールでコリビングホテルをオープン
カトリーナ・グループが、シンガポールで初となるコリビングホテルのアフォーダブルブランドを立ち上げました。
グループのホスピタリティ部門であるSTホスピタリティグループを通じて導入されたチャイナタウンのコリビングホテルを皮切りに、シンガポール、その他アジア・パシフィック地域に展開される予定です。カトリーナ・グループは、今後1年間でさらにこの手のホテルをさらに4軒増やす計画です。
これはカトリーナ・グループがストレーツ・オーガニゼーション社を取得して以来初の大規模拡大となります。
カトリーナ・グループの創設者でありCEOのアラン・ゴー氏は、「STシグネチャー・チャイナタウンの立上げは、域内で強固なホスピタルティブランドを作り上げたるための、私たちの成長戦略の一環です。」と述べています。STシグネチャー・チャイナタウンの宿泊費は、一泊60~200シンガポールドル(約4772円~15,908円)となっています。
ミレニアル世代にけん引され、アジアでのコリビング市場は成長を続けています。不動産コンサルタントJLL社の最近のレポートでも、特に不動産コストが高い、あるいは上昇している市場において、コリビングの人気が高まっているといいます。
コリビングとは?
アパートや一軒家をシェアするのは今まででも学生や若い社会人の間では人気でしたが、コリビング・スペースと何が違うのでしょうか。違いは、プロによる管理です。コリビングスペースとは、シェアハウスを専門とする会社によりデザイン・管理されるスペースです。シェアする相手を見つけたり、契約や請求書をシェアすることなく、こういった物件の一室を借りることができるのです。多くが家具付きで共有アメニティなどを備えています。たとえば、キッチンやソーシャルエリア、コワーキングスペースなどで、専門の清掃サービスや、入居者が新しい環境になじみやすいようにソーシャルワーカーがいたりと、単なる宿泊施設を超えた特典やサービスが提供されます。
コリビングホテルは、このようなコンセプトをホスピタリティ・観光業界に取り入れることになります。
(出所:Business Times、Property Portal Watch、Archdaily)
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