2020/02/05
[マレーシア]ケルジャヤがクアラルンプールに
1,303万リンギット(約3億4,640万円)の土地購入
ケルジャヤ・プロスペック・プロパティ社(KERJAYA Prospek Property Bhd)は既存開発の補完のため、クアラルンプールのジャラン・プチョン及びジャラン・クランラマ沿いに1,303万リンギット(約3億4,640万円)で5区画の借地権を取得することを表明しました。
同社はブルームスヴェイル(Bloomsvale)と呼ばれる地域で開発を行うケルジャヤ・プロパティ社(Kerjaya Property Sdn Bhd(KPSB))の買収を予定。2019年12月23日の臨時総会で株主の了承が得られました。
コーポレートアクションの完了後、ケルジャヤ・プロスペック社はサービスアパートメント2区画にホテル、オフィス、ショッピングモールから成る12億リンギット(約3,186億円)のブルームスヴェイルプロジェクトを継承します。
2020年1月8日に行われたブルサマレーシア(マレーシア証券取引所)への届出において、ケルジャヤ・プロスペックはその完全所有子会社GSBプロパティーズ社(GSB Properties Sdn Bhd)が合計4,035平米の土地を取得すべく複数の個人と売買契約を締結したことを表明しました。
今後の開発のポテンシャル、立地の評価、アクセスの利便性、場所の適正、公共サービスの充実、周辺地域の開発、近隣地域における物件への需要と価格を考慮し購入の検討に至った旨を述べ、その一方、土地の評価は行われていないことを明かしました。
ケルジャヤ・プロスペック社はこの取得により同社のコアビジネスである不動産開発への集中と、所有地の拡大と強化が可能になると語ります。
「購入予定地は弊社が開発の補完を図るブルームスヴェイルの近くにあります。ブルームスヴェイルは2019年5月の竣工以来心強い反響を受けてきました。」
また、この土地取得が、同社とその子会社が既に関与している不動産開発業界固有のリスクにさらされる要因も考慮したと付け加えました。
「リスクとは経済や社会情勢の変化、ビジネス環境の変化、競合他社との競争、下請け業社のパフォーマンス、労働力や資源の供給不足、建築材料や人件費の増加、税制度や資金の流動性の変化などです。」
予期せぬ状況が起こらぬ限り、土地取得は2021年4月に完了を予定しています。
(出所:New Straits Times)
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