2022/01/24
三井不動産は、マレーシア・クアラルンプールに三井不動産パークららぽーとブキット・ビンタン・シティ・センター(ららぽーとBBCC)をオープンさせました。
ららぽーとBBCCは、78,500平米超の床面積を誇る、三井不動産の東南アジア初のららぽーととなります。総工費87億リンギット(約2,366億円)、7.9ヘクタールのプドゥ刑務所跡に現在建設中の複合用途都市開発プロジェクト、ブキット・ビンタン・シティ・センター(BBCC)の中心となっています。
BBCCを開発するのは、BBCCデベロップメント社(BBCC Development Shd Bhd)で、UDAホールディングス(UDA Holdings Bhd)、エコワールド・デベロップメント・グループ(Eco World Development Group Bhd)、従業員積立基金(Employee Provident Fund)によるコンソーシアムで、レジデンス、サービスアパートメント、オフィスビル、ホテルが入ります。
BBCCプロジェクトは、完成すれば、新しい日本スタイルのライフスタイルを提案するランドマークとなり、地元のコミュニティが便利に「住む、働く、遊ぶ、集まる」ことができるようになります。
16億リンギット(約435億円)のららぽーとの開発は、三井不動産が50%所有するマレーシアの子会社MFBBCCリテール・モール社(MFBBCC Retail Mall Sdn Bhd)が行います。前述のコンソーシアムが残りの50%を保有しています。
ららぽーとBBCCはオープンしましたが、サービスアパートなどの新プロジェクトの工事は続きます。サービスアパートメントの区画の営業開始は2024年に予定されています。
三井不動産は、複合用途コンプレックス開発の幅広い経験を生かし、近隣のワーカーや住民に便利なサービスを展開していくことにしています。
さらに、BBCCデベロップメント社などのパートナーと密接に連携して、BBCCの開発を段階的に進めていくことにしており、周辺エリアの再活性化だけでなく、BBCCプロジェクト全体のバリューを高めるのに貢献したいとしています。
ららぽーとBBCCは、世界最大級のららぽーとのひとつで、2021年4月にオープンした三井ショッピングパーク・ららぽーと上海金橋に続いて、日本国外では2店舗目となります。
日本国内にあるららぽーとショッピングモールは全部で16店舗です。
ららぽーとBBCCの総床面積は133,000平米で、駐車スペースは約2,400台分です。
段階的に約400店舗がオープンすることになっており、2022年1月にオープンを迎えるのは、日本でも人気のニトリ、ノジマ、ドン・キホーテグループのジョーネッツ、日本最大級のペットショップCoo&RIKUなどです。
他には、マレーシア初となる、タイの水上マーケットを模したストリートフード&商品を提供するNitinagin&Co、BookXcess、韓国の屋内ローラースケートリンクROLLERWA+、ゴールデン・スクリーン・シネマ、MR DIYなどがテナントとして入ります。
モール内に入る3つのフードコートは、ガーデン・ダイニング・フードコート、グルメストリート、デパチカ・マルシェとなっています。
また、1,700平米の「セントラル・ルーフトップ・ガーデン」には、緑に囲まれた屋根付の階段状ステージもあります。
日本を代表するコンサートホールのひとつ、「Zeppクアラルンプール」も、ららぽーとBBCCにほど近い「エンターテイメントハブ」エリアにオープンします。ららぽーとは、日本と台湾に10軒の施設を運営するZeppと提携して、Zeppクアラルンプールで定期的な音楽イベントやキャンペーンを行っていく計画です。
このZeppクアラルンプールは、マレーシア初のZeppホールとなります。さらには、地元の名産に特化した「マレーシア・グランド・バザール(Malaysian Grand Bazaar)」や、ゴールデン・スクリーン・シネマ(Golden Screen Cinema)など、近隣のパートナーとのコラボ計画もあるようです。
BBCCモールの稼働率は、MFBBCCによると現在70%ということです。
(出所:New Straits Times)
(画像:Photo by d: :p on Unsplash)
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